堺市や奈良県内にある古墳巡りをしていて古墳から出土された埴輪の存在を知りましたが、埴輪は「円筒埴輪」と「形象埴輪」に大きく分類されます。
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この写真にある円筒状の埴輪が円筒埴輪、その右の人を象った埴輪が形象埴輪で、物や人の形をしたものがこれにあたります。
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これは形象埴輪。

古墳時代前期には円筒埴輪や朝顔形埴輪、壺型埴輪、家形埴輪などが作られました。
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これは家形埴輪です。

それから3世紀までに盾や甲冑など王の権威を示すような埴輪が登場しました。
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甲冑型埴輪です。魔除けの意味合いがあったとも言われています。

4世紀になると水辺で祭祀が行われたのか水鳥型や囲い型、船形埴輪が登場します。

人や動物を象った埴輪は5世紀中頃現れました。

埴輪は当初墳丘の頂上部分に置かれていましたが、やがて造り出し部分に置かれるようになりその後は堤の上部へと配置場所が変化していきました。

被葬者に向けた祭祀が、衆人を意識した祭祀に変わっていったことを意味しているそうです。

円筒埴輪が並べられている様子は奈良の「ナガレ山古墳」で実際に見ることができました。

近いうちに写真つきで紹介したいと思います。

この円筒状の埴輪は弥生時代の土器を用いた祭祀が基になっているようですが、次第に古墳を囲むだけの表現物となっていったようです。

ナガレ山古墳にも墳丘を囲むようにたくさんの円筒埴輪が規則正しく並べ置かれていました。

このように時代の移り変わりによって祭祀の主旨変化していったのが出土された古墳から読み取ることができます。

埴輪の展示を見つけたら何世紀に造られたものか、その形象から作られた目的を推測してみるのも面白いかもしれません。
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全然関係ないけどこれは金曜日食べに行ったサムギョプサルの写真です。

同期と三人で食べ飲み放題一人3千円という安さでした。

店には私たちしかいなかったのでコロナの心配はないと思っておきます。

政府が曖昧な政策しか打ち出さないのに黙って自粛ばっかりもしてられません。

GOTOキャンペーンが終わるまではだんまりを決め込むのでしょうか…。