今回は奈良県橿原市にある『橿原神宮』をご紹介します。近鉄橿原神宮前駅から徒歩5分程直進すると大きな鳥居が見えてきます。今回は別ルートで参拝したので下の写真は畝傍山側の鳥居になります。

橿原神宮の鳥居は台湾・阿里山産のヒノキが使用されています。天皇ゆかりの神社は鳥居が朱色に塗られることがなく木の本来の材質を活かした造りになっているそうです。

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参道にはカシの木をはじめ様々な木々が植えられています。大半が神武天皇の即位2600周年を祝って献木されたものらしいです。

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参道を進んでいくと拝殿が見えてきます。手前にある手水舎は水が自動で流れるセンサー方式のものに変わっていました。

こちらが入母屋造の外拝殿で、手前にある大きな絵馬は普通の絵馬のサイズの約1600倍もあるそうです。1960年に近鉄が奉納したのが始まりで1年おきに新しいものが飾られているとのことです。この絵馬の前で写真を撮ると幸せが訪れると言われているみたいです。

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橿原神宮は日本書紀における『日本建国の地』で、天照大御神の血をひく神武天皇が畝傍山の麓に創建したと言い伝えられています。

神武天皇と大物主命の娘である媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)がご祭神で個人の願いを叶えてくれる神様というよりは、日本をはじめ世界平和を祈念されているとてもスケールの大きな神社になります。

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拝殿の様子です。賽銭箱が置かれている向こう側は内拝殿と呼ばれていますが、初詣の間だけ開放され立ち入ることができるようです。
すぐ隣には授与所があり、御朱印などはそちらでいただくことができます。訪れたのが6月半ばだったので半年分の身体の厄を擦り付けて取り払う厄払いの紙人形が置かれていました。(写真は撮りませんでした)

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拝殿の背後に聳えている山が畝傍山です。橿原神宮境内に登山口があって20分~30分程度で頂上まで登れます。


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境内には深田池という橿原神宮の創建前から存在する大きな池があります。サギやカワセミが生息しているそうです。その池のほとりには、橿原神宮が鎮座する前からの長山の氏神様『長山稲荷社』が鎮座しています。

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長く連なる鳥居の向こうに拝殿があります。

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ご祭神は宇迦之御魂神・豊受気神・大宮能売神です。

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長山稲荷社は開運厄除け・五穀豊穣・商売繁盛のご利益があるそうです。

橿原神宮拝殿で世界の平和を祈った後はこちらの長山稲荷社にも参拝されることをおすすめします。深田池は周囲をぐるりと一周することができるので、お散歩も楽しめますよ。

橿原神宮には何度か参拝したことがあるんですが、新型コロナウイルスが流行り出す前は陶器市などのイベントも開催されていました。どの辺りにあるのかは分かりませんが、境内に古墳や小さな末社も存在するようなのでいつかまた訪れたいと思います。


橿原神宮の地図




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