松原市自転車旅の最後は、松原市別所にある『熱田神社』を訪ねました。鳥居横の社号は大正時代の儒学者である藤澤南岳によって書かれたものだそうです。

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ご祭神は『日本武尊(ヤマトタケルノミコト)』です。日本武尊は日本中を旅して苦難を乗り越えてきたことから、旅行安全や交通安全のご利益を受けられるとされています。

日本武尊は九州の熊襲や東国の蝦夷を討伐し、その帰りに立ち寄った伊勢神宮で叔母である倭姫命より神剣『草薙の剣』を授けられ、その剣で悪神を退治したと伝えられています。草薙の剣は愛知県にある熱田神宮にご神体として祀られています。

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悪神を退治した帰途、日本武尊は伊吹山の神様と戦い病にかかってしまい伊勢で亡くなったようです。日本武尊の霊は白鳥になり、河内の志紀に飛んでいったとされています。その地は後に『白鳥の御陵』と名付けられました。

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日本中を旅して使命を果たした神様と聞くととても勇敢で頼りになる印象です。境内には白馬に乗った日本武尊の大きな絵馬が飾られていました。

関係があるのかは分かりませんが、馬の像もありました。日本武尊が乗った馬なのでしょうか。
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境内には他にも興味深いものがありました。江戸時代中期の物と思われる切支丹(キリシタン)の灯篭がなぜか境内に置かれています。

当時キリスト教は禁止されていたので、隠れキリシタンたちは基礎の上部にマリア様像を小さく刻み礼拝を行っていたそうです。後から知ったのでじっくり見ませんでしたが、次回参拝する機会があれば探してみようと思います。十字が彫られている部分もあるようです。

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申にまつわる康申堂や不動尊も拝殿裏手側に祀られていました。力石は当時、村の若者たちが力比べをするのに用いた石だそうです。かなり重そうでした。

龍神大神も祀られています🐉🐉🐉

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稲荷社🦊

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こんぴらさんでお馴染みの金毘羅神社も。

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熱田神社のように当時の信仰や風習が残されている神社は、歴史を知ることができるのでとても興味深いです。神社に参拝する際は、是非灯篭や石碑、手水舎や狛犬など『古くから境内にありそうなもの』や『説明書き』にも注目してみてください。意外な事実が明らかになるかもしれません。


熱田神社の地図



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