明日香村編の最終回になります。すっかり雨も止んだ夕方、最後に訪れたのがキトラ古墳・四神の館周辺にある『於美阿志(おみあし)神社』です。こちらには何度か訪れていましたが、神社があるのを知りませんでした。

2020年にキトラ古墳と四神の館を訪れた時の話はこちらをお読みください。


於美阿志神社は檜隈寺の跡地に立てられています。丘の上にあり神社は木々に囲まれていました。

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檜隈という土地は、応神天皇の時代に朝鮮半島の百済から渡来した東漢氏の祖である『阿智使主』が住んでいたと言われています。於美阿志神社のご祭神はこの阿智使主とその妻となっていました。

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拝殿の右手には檜隈寺が廃寺になった跡に建てられた十三重の塔が残っています。劣化したためか十一重しかありません。

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寺跡から7世紀末頃の瓦が大量に出土されており、大規模な講堂があったことが分かっているそうです。

境内社がいくつかありました。八阪神社、春日大明神、富士大権現、金比羅大権現、鎮守大権現、稲荷大明神、蔵王大権現が祀られているようです。

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神社の裏手は集落になっていました。

神社周辺一帯が飛鳥歴史公園に指定されており、キトラ古墳と四神の館のほか、滑り台などの遊具が置かれていて子供が遊べる広めの公園もありました。神社のすぐ近くには観光案内所のような場所があり、休憩スペースやお手洗いもあります。

高松塚古墳付近から壺阪方面に真っ直ぐ伸びた道路を進んで行くと大きな築山のようなキトラ古墳が左手に見えるので目印にしてみてください。一本道なので分かりやすいと思います。


於美阿志神社の地図



明日香村は行きたくなった時にふらっと行くことが多いですが、もしかしたら年内にまた訪れるかもしれません。気になっている牽牛子塚古墳の整備が秋には完了すると思うので、見に行けたらいいなと思っています。

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