前回の続きで2021年の秋に生駒山中腹にある『宝山寺』を訪れた時の話になります。ケーブルカーの宝山寺駅で下車し、坂道を10分程歩いていくと石灯篭に囲まれた参道が見えてきました。この先に宝山寺の山門があります。

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この一の鳥居は石鳥居の中では日本一の高さだそうです。元々、生駒駅付近に建てられていましたが昭和50年に現在の場所に移築されたとのこと。

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お寺なのに何で鳥居があるの?と思ったんですが、天部の神様(バラモン教の神々)が祀られているお寺には鳥居があるようです。

また、鳥居の注連縄は毎年12月16日に入れ替えられているそうです。来た道を振り返ってみると、ここからの見晴らしがとても良かったです。

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ここが山門です。入山料は無料でした。付近に駐車場と車の祈祷所があります。


宝山寺では商売の神様・聖天と鎮守神の歓喜天が祀られています。境内にある伽藍は10年という長い年月をかけて造られたそうです。

山門をくぐると背後に巨大な岩山が聳える本堂が見えました。

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本堂には不動明王像が祀られています。本堂の後ろに見える岩壁には弥勒菩薩が安置されているところがあり、『般若窟』と呼ばれているそうです。

写真では分かりづらいですが、中央下部に弥勒菩薩の姿が見えています。

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もう一か所、祠のような場所がありました。ここも歩いては行けないような場所にありましたが、管理はされているのでしょうか。何か隠し通路のようなものがあるのかもしれません。

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本堂前には巾着の形をした賽銭箱が置かれていました。これは宝山寺の鎮守神・歓喜天が持っている巾着を模して作られたそうです。

ちなみに賽銭箱に彫られている大根は歓喜天の好物らしいです。大根は食べるとお清めになると言われているそうです。

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この交差した大根のモチーフは他にも境内のいたるところで見られました。宝山寺といえばこのモチーフなのかもしれません。

次回は宝山寺の奥の院の様子をお伝えします。お読みくださりありがとうございました🌸


宝山寺の地図 (開門時間は4月~9月:8時から16時半、10月~3月:8時から16時)



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