前回の続きで、貴志川線一日乗車券を使って様々な場所を巡ってきた時の話になります。貴志駅でたま駅長に会った後、再び電車に乗って伊太祁曽駅に向かいました。
駅から徒歩5分くらいのところに伊太祁曽神社は鎮座しています。駅でもらった貴志川線観光ガイドには木の神様と書かれていましたが、木々に囲まれた場所にありました。

伊太祁曽神社は紀伊国一宮の1社で、日前宮(日前神宮・國懸神宮)と竈山神社とあわせてお参りすることを『西国三社参り』と呼ぶそうです。今回は参拝できませんでしたが、以前日前宮だけ訪れたことがあります。
よければこちらもお読みください。
伊太祁曽神社の創建年は明らかにされていませんが、702年には既に存在していたと『続日本記』には記されているようです。かつては日前宮の社地nに祀られていたようですが、713年には現在の場所に鎮座していたと伝えられています。昔は『山東宮』と呼ばれていたそうです。

主祭神は五十猛命(いたけるのみこと)で、須佐之男命を父に持つ神様です。五十猛命の妹神である大屋都比賣命と都麻津比賣命もご祭神とされています。
この3柱は木の神様として知られているようです。須佐之男命と五十猛命が新羅へ向かう際に、須佐之男命は木種を新羅には植えず日本に持ち帰り五十猛命に植えるよう命じたと伝えられています。これが木の神様として信仰される所以のようです。

毎年4月の第1日曜には、木に感謝を捧げる『木祭り』が開催されているそうです。
その他にも伊太祁曽神社には、厄除け・病難救済や大漁・航海安全(木で船を造ったことから)のご利益があることで知られています。

これは『木の俣くぐり』と言って、五十猛命が木の俣を使って大国主命を助けた神話からこの穴をくぐると災難除けになると言われているようです。
実際にくぐってみましたが、大人でも十分に通り抜けできる大きさの穴でした。穴の中で立つこともできます。

境内には伊勢神宮遥拝所もありました。

木の神様らしく、境内のあちこちに木を彫って造られた彫刻アートが並んでいました。こちらは蛭子神社の隣に置かれていた龍神の置物です。1つの木から造られたことを考えると本当に途方もない作業だと思いました。

お猿石は首から上の病気に霊験があると言われているそうです。五十猛命の荒魂が祀られた氣生社も鎮座していました。

祇園神社には須佐之男命が祀られているそうです。

境内奥へと続く山道を進むと御井社がありました。井戸の湧き水を飲むと活力を得ると言われているそうです。

ご神木は落雷が原因で枯れてしまったようですが境内に大切に保存されていました。

伊太祁曽神社のすぐ向かいにある小山には古墳がありました。中を覗いて見ると棺のようなものがうっすら見えていました。6世紀中頃のものと書かれています。


木々に囲まれた伊太祁曽神社にいると元気をもらえるようでした。
伊太祁曽神社の地図
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駅から徒歩5分くらいのところに伊太祁曽神社は鎮座しています。駅でもらった貴志川線観光ガイドには木の神様と書かれていましたが、木々に囲まれた場所にありました。

伊太祁曽神社は紀伊国一宮の1社で、日前宮(日前神宮・國懸神宮)と竈山神社とあわせてお参りすることを『西国三社参り』と呼ぶそうです。今回は参拝できませんでしたが、以前日前宮だけ訪れたことがあります。
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伊太祁曽神社の創建年は明らかにされていませんが、702年には既に存在していたと『続日本記』には記されているようです。かつては日前宮の社地nに祀られていたようですが、713年には現在の場所に鎮座していたと伝えられています。昔は『山東宮』と呼ばれていたそうです。

主祭神は五十猛命(いたけるのみこと)で、須佐之男命を父に持つ神様です。五十猛命の妹神である大屋都比賣命と都麻津比賣命もご祭神とされています。
この3柱は木の神様として知られているようです。須佐之男命と五十猛命が新羅へ向かう際に、須佐之男命は木種を新羅には植えず日本に持ち帰り五十猛命に植えるよう命じたと伝えられています。これが木の神様として信仰される所以のようです。

毎年4月の第1日曜には、木に感謝を捧げる『木祭り』が開催されているそうです。
その他にも伊太祁曽神社には、厄除け・病難救済や大漁・航海安全(木で船を造ったことから)のご利益があることで知られています。

これは『木の俣くぐり』と言って、五十猛命が木の俣を使って大国主命を助けた神話からこの穴をくぐると災難除けになると言われているようです。
実際にくぐってみましたが、大人でも十分に通り抜けできる大きさの穴でした。穴の中で立つこともできます。

境内には伊勢神宮遥拝所もありました。

木の神様らしく、境内のあちこちに木を彫って造られた彫刻アートが並んでいました。こちらは蛭子神社の隣に置かれていた龍神の置物です。1つの木から造られたことを考えると本当に途方もない作業だと思いました。

お猿石は首から上の病気に霊験があると言われているそうです。五十猛命の荒魂が祀られた氣生社も鎮座していました。

祇園神社には須佐之男命が祀られているそうです。

境内奥へと続く山道を進むと御井社がありました。井戸の湧き水を飲むと活力を得ると言われているそうです。

ご神木は落雷が原因で枯れてしまったようですが境内に大切に保存されていました。

伊太祁曽神社のすぐ向かいにある小山には古墳がありました。中を覗いて見ると棺のようなものがうっすら見えていました。6世紀中頃のものと書かれています。


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