以前、今年は寅年ということで寅年にゆかりのある毘沙門天が祀られている、朝護孫子寺(奈良県・信貴山)をご紹介しました。



堺市にも毘沙門天が祀られたお寺はないのか探してみたところ、百舌鳥八幡宮のすぐ近くにあることが分かりました。『萬代寺(万代寺)』という名前のお寺です。

百舌鳥八幡宮の境内から萬代寺まで行くことができます。本殿向かって左側にある祖霊社の裏手に細い通路があります。この通路から境内の外に出ると萬代寺の山門が見えます。

FullSizeRender
萬代寺は『真龍山菩提院万代寺』という名前が正式名称のようで、宗派は真言宗犬鳴派だそうです。

702年、行基によって開かれたお寺で南北朝時代は伽藍を有し足利尊氏が祈願寺とする大寺院だったとのことです。兵火により焼失して現在の規模になったと書かれています。

FullSizeRender
明治時代までは百舌鳥八幡宮と同じ境内にあったようで、『奥の院』と呼ばれていたそうです。位置的にも納得です。
百舌鳥八幡宮の記事はこちら

本堂にはご本尊『無量寿如来』が祀られています。

FullSizeRender
本堂の右手側には寅年に所縁のある神様・毘沙門天の祀られたお堂があります。付近に水子地蔵や地蔵尊が並べられていました。

FullSizeRender
本堂左手奥には竈の神様で知られる『三宝荒神』が祀られています。隣には社務所のような建物がありましたがこの日は人がいませんでした。

お寺って自由に入っていいのか迷うところもありますが、萬代寺は拝観自由のようです。『寅の日』にでも是非お参りしてみてください。



萬代寺の地図



よろしければ応援お願いいたします。

神社・お寺巡りランキング

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村