近鉄古市駅西口から西に5分程歩いていくと古墳が見えてきます。墳丘長190mの前方後円墳は日本書紀に登場する"白鳥伝説"と関連する『白鳥陵古墳』です。前の山古墳とも呼ばれているこの古墳は、古墳時代後期に造られたと考えられています。

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日本書紀によると日本武尊は大和平定のために日本全国を旅していましたが、現在の三重県亀山市で病に倒れ亡くなりました。

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その後白鳥に姿を変えた日本武尊が舞い降りた場所である、奈良県御所市と羽曳野市古市に白鳥陵古墳が造営されたようです。また三重県亀山市(伊勢の能褒野)にも同様に白鳥陵古墳が築かれており、3古墳あわせて『白鳥三陵』と呼ばれているそうです。

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ちなみに埴生の丘に『羽を曳くがごとく飛び去った』ことが、羽曳野(はびきの)という地名の由来になっているようです。

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お濠では鴨が泳いでいました。

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白鳥伝説にゆかりのある場所は堺市にもありますが、木々に囲まれた大鳥大社は白鳥に姿を変えた日本武尊が舞い降りたことで一夜にして森ができたと言われています。

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白鳥陵古墳をはじめ羽曳野市・藤井寺市には大小様々な古墳がいたるところにあり、『古市古墳群』と総称されます。この後、仲哀天皇陵古墳にも行ってきたのでまた後日その時の模様をお伝えします。



白鳥陵古墳の地図



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