二上山を下山し近鉄當麻駅に向かう道中で、何やら古墳の墳丘らしきものを見つけて立ち寄ってみました。『鳥谷口古墳』という説明書きがあり、やっぱり古墳でした。

整備されていて墳丘に登れるようになっています。

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鳥谷口古墳は7世紀後半に築造された古墳で、形状は1辺が約7.6mの方墳のようです。1983年に行われていた工事中に偶然見つかったとのこと。奈良県指定史跡とされているみたいです。

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埋葬者は不明で副葬品も見つかっていないようですが、大津皇子のお墓説もあるみたいです。大津皇子のお墓と言えば、この日登った二上山の雄岳山頂に大津皇子のお墓がありました。どちらかが本当のお墓なんでしょうか。

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墳丘の上まで登ってみると石室があり、中がのぞき込めるようになっています。横穴式石槨の石室は二上山で産出された凝灰岩で造られているそうです。

底石や北側の側壁には家形石棺の蓋石の未成品が利用されていたらしく、これは変わった石槨構造のようです。

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墳丘からは周辺の池やその向こうの山並みが見渡せました。向かいは公園のような場所になっていましたが誰もいませんでした。

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鳥谷口古墳へは近鉄當麻寺駅が最寄りですが、駅からは少し距離があるので30分くらいは歩くことになると思います。二上山に登山される方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



鳥谷口古墳の地図



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