去年、整備の進捗を見に行っていた『牽牛子塚(けんごしづか)古墳』の整備が遂に完了して2022年3月6日から一般公開が始まっています。公開は今のところ無料ですが、来月以降は有料化されるようです。

そんな牽牛子塚古墳に遂に行ってきました。近鉄飛鳥駅から徒歩10分位のところにあります。ところどころに道案内が出ていますし、警備の方も立たれているので分かりやすいと思います。

古墳の前に自転車置き場はありますが、車は駐車できないので行かれる方はご注意を。

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牽牛子塚古墳は古墳時代の後期である7世紀末に築造された古墳で、八角形の形をしています。時代によって古墳の形にも特徴があって、前期の古墳は前方後円墳が多く後期は八角墳や方墳が多いようです。

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牽牛子塚古墳は朝顔のような形をしているので、『あさがお塚』とも呼ばれているみたいです。階段とスロープが整備されているので車椅子の方も墳頂まで来られていました。

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牽牛子塚古墳は三段構造になった八角墳で、対辺長22mに復元されています。色んな角度から眺めることができました。

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石室の手前にはガイドの方がいて古墳に関する説明を聞くことができます。高松塚古墳周辺にある中尾山古墳も八角墳だとお聞きしたのでこの後見に行きました。中尾山古墳も去年は整備中でしたが、整備が完了したようです。

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石室を覗いてみると仕切りのような柱がありました。2部屋に分けられているようです。石室は二上山の凝灰岩をくりぬいて造られているとのこと。

牽牛子塚古墳は第37代斉明天皇のお墓ではないかと推測されているみたいです。

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鎌倉時代に盗掘に遭ったそうですが、七宝装金具や玉類などの副葬品の一部、人骨などが出土したようです。

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牽牛子塚古墳の南東部分にもう一つ『越塚御門古墳』という古墳がありました。この古墳も7世紀後半のもので、一辺が10mほどの方墳です。

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石室部分に入って映像を見られるようになっていました。私が訪れた時は順番待ちだったのでまた別の機会に見たいなと思います。小さな空間なので2人ぐらいしか入れなさそうでした。

越塚御門古墳も盗掘被害に遭っていますが、漆膜片や鉄釘などが発掘されたみたいです。

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中尾山古墳
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明日香村には大変お世話になっているのでささやかではありますが、ふるさと納税させていただきました。

返礼品の飛鳥米です。
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今後牽牛子塚古墳をライトアップさせたり、周辺に朝顔を咲かせる計画があるみたいです。



今後も明日香村の文化財事業を応援しています。また明日香村に1つお気に入りの場所ができたので、これから何度も訪れることになると思います。





牽牛子塚古墳の地図




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