今回は大阪市天王寺区にある『四天王寺庚申堂』をご紹介します。大阪メトロ御堂筋線の天王寺駅または谷町線の四天王寺前夕陽ヶ丘駅から徒歩圏内にあります。大阪市に庚申堂があることを初めて知って買い物の後にふらりと訪れました。

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住職の方が1人で管理されているそうで、落ち葉の片付けや参拝客への案内などとても忙しそうに動き回っておられました。御朱印もその方が書いてくださるようなのですが、何やらすごく珍しい書体で書いていただけると評判のようです。

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こんな風に猿にまつわるお寺なので、境内のいたるところに猿の石造物があります。百度石の上の猿は見ざる聞かざる言わざるの3体でした。

四天王寺庚申堂は江戸時代、八坂庚申堂・入谷庚申堂とともに『日本最初の庚申尊出現の地』として日本三庚申に数えられていたそうです。

ご本尊は青面金剛童子で、庚申の日(本庚申)とその前日(宵庚申)にご本尊に祈願をすると一願が叶うと伝えられています。『庚申まいり』と呼ばれ大阪市の無形民俗文化財に指定されているそうです。

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寺伝によりますと、701年の正月七日庚申の日に僧侶・豪範僧都が疫病に苦しんでいる人々を救うため天に祈ると、帝釈天のお使いとして青面金剛童子が出現し人々を救ったそうです。

境内にはソメイヨシノや枝垂桜など桜の木が多く、見頃の時期に訪れるのがおすすめです。

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猿が彫られた石碑がズラリと並べられている一角がありますが、一番古いもので江戸時代のものがあるそうです。住職の方に案内していただきました。

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七福神の姿もありました。

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とても綺麗に管理されている様子が伝わってきました。写真は撮っていませんが、お堂の中にも入れました。ご本尊は秘仏になっていましたが、毘沙門天などいくつかの仏像はお目にかかることができます。

四天王寺からも歩いてすぐのところにありますので、是非訪れてみてください。境内で色々な猿の石像を見つけてみるのもおすすめです。


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四天王寺庚申堂の地図




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