鬼の雪隠を後にして、万葉文化館へ。館内にあるカリオンさんで村で採れた野菜盛りだくさんのカレーを食べました。ヘルシーでとても美味しかったです。


万葉文化館に来る土産物店でいつも大和当帰葉の入浴剤を買っています。高取は薬草・当帰葉の産地として知られています。冷え症や肩凝りに効くそうです。


お土産を買った後、飛鳥寺方面に自転車を走らせました。飛鳥坐神社の鳥居前を右折し、まっすぐ進んでいくと田園風景が広がっています。


この辺りは小原と呼ばれる地域らしく、藤原鎌足誕生の地として知られています。

鎌足は大化の改新を行った中大兄皇子の腹心だった人物で、天智天皇から最高位の『大織冠』という位を藤原氏の姓とともに与えられています。藤原氏の祖となった人物です。

大原神社という小さな神社がありました。品陀別命とともに鎌足も祀られているようです。


この祠の裏手に産湯の井戸に続く階段がありました。


草木に覆われていて虫に刺されそうだったので近くまで行くのは断念。産湯の井戸と書かれた立て札が下の方に見えますが、井戸はここから見えませんでした。


ちなみに鎌足のお墓は桜井市に鎮座する談山神社にあります。神社の境内から談山・御破裂山という２つの山に登れるんですが、談山は中大兄皇子と鎌足の大化の改新談合の地として知られています。

鎌足の墓所がある御破裂山についての記事はこちら


大原神社(産湯の井戸)の近くには鎌足の母である大伴夫人の墓がありました。すぐ隣の森に机とベンチが並べられていて休憩所になっています。


雑草の生い茂り具合からして井戸はほとんど管理されていない感じでした。せめて井戸へと続く道だけでも雑草が刈り取られると良いなと思います。



藤原鎌足 産湯の井戸の地図



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