前回の続きで奈良県桜井市を訪れた時の話になります。

桜井市駅前でランチを食べた後、バスで大神神社へ向かいました。いつも大神神社に参拝する時は本殿→狭井神社→龍王社→檜原神社→久延彦神社→若宮社と摂社を順番にまわっています。

今回は若宮社の紹介をしたいと思います。

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若宮社は別名・大直禰子(おおたたねこ)神社と言って、大神神社の本殿に祀られている大物主神の子孫である大直禰子が主祭神です。

少彦名神と活玉依姫命が配祀されています。

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崇神天皇の治世に、大直禰子が神主になって疫病を封じたことから疫病封じのご利益がある神社として知られているそうです。

明治に神仏分離令が出されるまではもともと大御輪寺という大神神社の神宮寺だったようです。本殿は大御輪寺の本堂として使われていました。

桜井市の聖林寺にある十一面観音像はもともとこのお寺のものだそうです。

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本殿前に置かれている御饌石(みけいし)。正月の神火祭の時に久延彦神社に神饌をお供えするための石のようです。

久延彦神社は山の上にあるのでそこまで登って行けない人のために遥拝所のような役割も兼ねているみたいです。

境内社:火難除けの守護神・琴平社

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安産の守護神・御誕生社
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正面鳥居脇にはおだまき杉の古株が残されていました。

大直禰子の誕生と関係のある杉の木のようです。

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若宮社は道中坂道などもなく、大神神社の正面鳥居脇の道を突き当りまで進むとたどり着けます。若宮社だけでなく、大神神社周辺の摂社はいずれもご祭神の大物主神と関係の深い神様ばかりです。

大神神社にご参拝の際は周辺の摂社にもお参りされてみてはいかがでしょうか。




若宮社の地図



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