今年の1月中旬に松原市から大和川を超え大阪市東住吉区に鎮座する『中臣須牟地神社』に参拝しました。今回もまた自転車での訪問です。交通機関を利用するなら近鉄南大阪線の矢田駅が最寄りになるようですが、けっこう離れているので15分は歩かないといけません。

中臣須牟地神社に参拝したことのある人から「神社の前の道路は道幅が狭く車両が多いから気をつけてね」と言われていた通り、交通量が多い道路だったので気を付けて渡りました。

正面鳥居は封鎖されていて通過できなくなっていたのでこちらから境内へ。鳥居をくぐって右手側に道路と並行に参道が伸びています。

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社殿の周りは小さな森のようになっていました。中臣須牟地神社は延喜式内大社で中臣須牟地神と住吉大神がご祭神として祀られています。

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『須牟地』と名の付けられた神社がかつて磯歯津道(しはつみち)沿いに並んでいたようです。磯歯津道というのは海外からの使節団が飛鳥に行く際に通過した道のことで、須牟地という言葉には休息所という意味があったようです。

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須牟地と名前の付けられた神社が大阪市住吉区にあり以前参拝したことがあります。


この道を通過していたのは新羅など朝鮮半島からの渡来人が多かったようです。当時使節の接待を行っていたのが中臣氏だったそうで、中臣須牟地神社の社名とも何やら関係がありそうです。

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東住吉区には『湯里住吉神社』が鎮座していますが、ご祭神には住吉大神の1座である中筒男命が祀られています。中臣須牟地神社から勧請を受けたとのことです。

社殿前に大きな楠があるんですが、樹上に祠が見えました。楠なので蛇か龍の神様が祀られているのではないでしょうか。

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境内には摂社がいくつか祀られています。

こちらは厳島神社のようです。
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道祖神
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動物のような形をした石像が祀られています。狛犬のようにも見えます。
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雰囲気の良い神社なのでと以前からおすすめされていましたが、境内で猫がリラックスした様子でくつろいでいましたし言っていた意味がよく分かります。

無人の神社でしたがひっそりとした寂しさはなく、居心地の良い空間でした。また機会があれば参拝したいと思います。駐車場もなく、正面の道路も駐車スペースがありませんので徒歩か自転車・バイクで訪れるのがおすすめです。





中臣須牟地神社の地図




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