前回に続き滋賀県大津市を訪れた時の話になります。昼ご飯を食べた後、瀬田川沿いの参道を歩いて『石山寺』に到着しました。

石山寺は西国三十三所観音霊場の第13番札所です。奈良時代の天平19年に、聖武天皇の勅願を受けた良弁僧正によって開かれたお寺になります。

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拝観時間は8時から16時、拝観料は600円でした。門をくぐると長い参道が続いており、脇に休憩所やお堂が建てられています。

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広い境内を隅々まで歩いて回ることにしました。紫式部ゆかりの地ということで訪れるのを楽しみにしていた場所です。

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階段を上がると毘沙門堂や大きな杉の木のご神木がありました。

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境内には大きくて特徴的な岩がところどころにありました。これは硅灰石から成る石灰石岩で高温のマグマによってできたものだそうです。

この岩が石山寺の名前の由来にもなったとのことです。

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本堂にお参りしました。本堂は滋賀県最古の木造建築のようです。

おみくじやお札などすごく良心的な金額でした。おみくじを引いたら現在の状況を言い当てたようなことが書かれてあり驚きました。厄落とし絵馬を奉納。名前の通り厄の文字をくりぬき落としてきました。

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本堂には
『源氏の間』という紫式部が源氏物語を書いたと言われる部屋があります。紫式部の人形が置かれていました。

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本堂付近からさらに石段を登ると多宝塔があります。この塔は鎌倉時代の建築だそうです。

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その付近には月見亭という建物がありました。天皇が行幸の際に玉座として使われていたそうです。

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ここから瀬田川を見下ろせるようになっていました。

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そこからさらに奥へ進むと梅園があり、その先に光堂というお堂があります。

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中には入れませんでしたが立派な建物でした。

ここから山を下っていくと紫式部像があります。

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さらに下っていくと森の中に八大龍王社がありました。木陰でひんやりと涼しく不思議な雰囲気の空間でした。

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他にも山中に
西国三十三所それぞれの仏像がところどころ置かれていて三十三所巡りができるようになっていました。

かなり広いお寺であちこち見て回るのが楽しかったです。お寺の前には土産物屋や飲食店が立ち並んでいますし、観光にもおすすめのお寺です。




石山寺の地図



次回も大津市にあるお寺の紹介になります。次回で滋賀編は完結です。

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