今回は奈良県葛城市南藤井にある『屋敷山古墳』を紹介します。堺市内の古墳はしょっちゅう横を通り過ぎていますが、奈良県の古墳を訪れるのは久しぶりでした。

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屋敷山古墳は葛城市内最大規模の前方後円墳で、全長は135m以上あるそうです。築造されたのは5世紀中頃と考えられています。

古墳から出土された竪穴式石室の天井石が屋敷山公園内に展示されていました。竜山石という権力者のみが使用できた石を使って作られているそうです。

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墳丘に登ってみました。訪れたのが4月末だったのでちょうどツツジが見頃を迎えていました。墳丘からは葛城山や市民体育館、公民館が見えています。

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屋敷山古墳の埋葬者は葛城氏に関わりのある人物と推測されています。

平安~室町時代には布施氏によって里の館として使用されました。

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江戸時代初期には新庄藩を治めた桑山氏が陣屋として使用したことが屋敷山という名前の由来にもなったそうです。新庄城址という石碑が建てられているのはそのためです。

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1972年に国の史跡に指定されたことで、公園として整備されたようです。

屋敷山古墳は近鉄御所線の新庄駅から徒歩20分ほどのところにあります。庭園や遊戯施設もある広い公園なので是非訪れてみてください。







屋敷山古墳の地図



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