前回法隆寺駅から自転車で廣瀬大社を訪れた話をしましたが、廣瀬大社以外にも周辺に何かないか地図を確認してみました。するとそれほど遠くないところに大きな古墳があるのを発見したので河合町から磯城郡川西町へ向かいました。

近づいてみるとお濠の中に島が浮かんでいるように見えました。『島の山古墳』という古墳で、4世紀末から5世紀初頭に築造された前方後円墳とのことです。

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規模は墳丘長が200m、全長265mで幅175mとそれなりに大きな古墳です。馬見丘陵公園内やその周辺を中心に形成された馬見古墳群の北群、三宅古墳群に位置づけられるようです。



2005年までに10度にわたる発掘調査が行われており、粘土槨や埴輪、勾玉、管玉、臼玉、車輪石、鍬形石、鉄小刀、銅鏡、首飾り、手玉など様々な遺品が出土されているようです。

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出土品の特徴から被葬者は女性の可能性もあるとのことです。被葬者には①大和古墳群の首長の系譜の人物②葛城地域の首長の系譜の人物 など諸説あるそうです。

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後円部は盗掘被害に遭っており、その際散逸された遺物の一部がアメリカの博物館に展示されています。どういったルートを辿りアメリカにたどり着いたのか気になります。

車輪石や鍬形石など出土品は重要文化財に指定されており、橿原市にある橿原考古学研究所付属博物館に展示されており鑑賞できるようです。

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周濠の周りをぐるっと自転車で一周してみましたが鳥居に出くわしました。その先に神社を見つけたので次回紹介したいと思います。なおこの神社と古墳は直接関係がないようです。






島の山古墳の地図




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