今回は前回紹介した島の山古墳の西側に鎮座する『比売久波(ひめくわ)神社』の記事です。比売久波神社は創建年は不詳ですが、延喜式内社として延喜式神名帳に社名を連ねています。

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久波御魂命天八千千姫がご祭神として祀られています。どちらも耳なじみのない神様ですが、久波御魂命は桑の葉が神格化されたものだと言われています。天八千千姫は天棚機姫と関わりの深い女神でその孫か母ではないかと推測されるようです。

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本殿は春日大社の若宮殿が移築されたもので、一間社春日造で県指定の文化財です。

境内社として大国主神社、蛭子神社、春日神社が祀られていました。

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境内にはかつて神宮寺だった箕輪寺跡があります。ご本尊として安置されていた十一面観音立像は現在は別に寺院に保管されているようです。

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寺の礎石は現在も残されています。

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桑の葉が神様として祀られている神社は全国でも珍しいと思うので、どういった経緯で祀られるようになったのかが気になりました。

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比売久波神社の地図




これで廣瀬大社周辺を自転車で巡った日の話は完結です。次回は久しぶりに山の辺の道に関する話になります。


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