この間初めて東大阪市に鎮座する『石切剣箭(いしきりつるぎや)神社』に参拝しました。『石切さん』『でんぼ(腫物・出来物)の神様』として知られ、がん封じや病気平癒にご利益があると言われ全国各地から参拝客が訪れる神社です。

東大阪市と言っても少し先は奈良県生駒市なので大阪と奈良の境目に位置しています。駐車場の先に絵馬殿があり、その先の参道を進むと境内へと続く鳥居があります。

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絵馬殿の屋根をよく見ると、剣と3本の矢があります。

弓矢(天羽々矢)を持った像
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こちらは剣(フツミタマの剣)を持った像
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石切剣箭神社の創建は紀元前659年とかなり古く、物部氏の祖神である饒速日命とその御子である可美真手命がご祭神として祀られています。

饒速日命は天照大御神の孫にあたる人物で、フツミタマの剣と天羽々矢を携えて地上に降り立ったと伝えられています。この矢は天照大御神の子孫である証だそうです。

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鳥居をくぐって境内に入ってみます。

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境内の先には拝殿がありますがお百度参りをしている方が何人もいらっしゃいました。百回数えるための紐が置かれていて、一回参るたびに一本紐を抜いていくそうです。

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ご祭神の饒速日命はもともと生駒山中腹に鎮座する上之社に祀られていたそうです。この上之社にもこの後参拝してきましたので次回お伝えします。

この日はうっかりしていて財布を持ってくるのを忘れてしまいました。電子マネーと小銭入れは持ってきていたので何とかお参りはできました。御朱印もいただきたかったのですがそれはまたの機会に。

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境内には様々な摂社が祀られていました。

神武社と五社明神社は本殿近くに並んでいます。

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穂積神霊社にも熱心にお参りしている方が多かったです。代々石切剣箭神社の神職は穂積氏に受け継がれているとのことで、そのご神霊が祀られているそうです。

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1つの願いを叶えてくれる一願成霊尊。こちらは地蔵尊なのでしょうか。

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乾明神社には江戸時代中期にこの地で信望の厚かった、乾市良兵衛という庄屋を務めた方が神格化され祀られています。應壅乾幸護大明神として祀られ、学業成就にご利益があるそうです。

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境内には樹齢500年の楠が生い茂っていました。

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この円形のものは何かなぁと思ってみていたんですが、神火祭場と言って祭の際に用いられる場所のようです。

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また、石切さんで有名なのがこの願いを託す祈り亀(灰色の亀)で、願いを書いた紙を亀の中に入れ小さな池に放ちます。願いが叶ったら御礼亀(赤い亀)を改めて奉納することになっているそうです。

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御礼亀は神職の方が上之社の池まで運んでくれているそうです。自身で奉納に行くこともできます。

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水神社の池には本物の亀がいました。

また改めて石切剣箭神社にはきちんと参拝したいなと思っています。この後占いのお店が多く立ち並ぶ商店街を抜けて上之社へ向かいました。参道にはカフェやハンバーガーショップなどもあり、今度はゆっくり利用したいです。

次回に続きます。






石切剣箭神社の地図



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