ベトナムのハノイに到着した日、午後からグラブ(バイク)に乗せてもらって『タンロン遺跡(昇龍皇城)』に行ってきました。旧市街のハノイ大教会前で乗車しタンロン遺跡までは10分程度の距離でした。
入場料は150円~160円ほど。城内は空いていたのでゆっくり見て回ることができました。

チケット売り場を抜けると広場のような場所があり、その先に5つの扉がある大門とその上には楼閣があります。かつて皇帝は真ん中の扉を使用して出入りしていたようです。

タンロン遺跡は2003年に発見されたベトナム王朝の遺構です。1010年~1804年までベトナム王朝はハノイに都を置いていたそうです。なかでも11世紀の皇帝リータイトーは国民から英雄視されており、ホアンキエム湖の周辺に銅像が建てられています。
その後フエに遷都する際にほとんどの設備が移築されたようですが、端門と龍の階段(後程紹介します)は破壊されずそのまま残されています。これらはグエン朝時代のものらしいです。

タンロン遺跡は2010年にユネスコ世界遺産に登録されています。
各時代の遺構が層になって地中に埋まっていることが遺跡の大きな特徴です。

門を抜けるとその先に博物館や軍事施設跡などがあります。
博物館は冷房がなくサウナのような暑さです。遺跡からの出土品が展示されていますが、出土品からは中国やチャンパ王国の影響が見られます。
広場には鳩の巣箱が置かれていました。

日本であまり見かけない白っぽい鳩が多かったです。真っ白の鳩もいて可愛かったです。

階段を上って楼閣に行ってみました。

プルメリアの木からは良い香りが漂っていました。ここから小さく見えているのが国旗掲揚塔でその付近に軍事博物館があります。

門の上からは遺跡の発掘現場を眺めることができます。

こちらも発掘現場なのかは分かりませんが、門の裏側です。


広大な広場では当時国家行事や軍事パレードなどが行われていたようです。当時の写真も展示されていました。


ベトナムの国旗は赤地に黄色の星が一つある覚えやすいデザインです。街中には国旗模様のTシャツなどが販売されていました。
門の上から降り、博物館や王朝の遺構が展示されている場所まで行きました。
この龍の階段はグエン朝時代のもので修復はされているものの、当時からの貴重な現存物のようです。

龍はベトナムでは神獣として崇められているそうです。龍とユニコーン、亀、鳳凰が四大神獣だと後日参加したツアーガイドさんに教えてもらいました。
また、ハノイという地名は龍が飛翔するという意味があり、有名な観光地・ハロン湾は龍が飛び込んだ場所というような意味があるそうです。
何かと龍にちなんだ地名や建造物が多かったです。

こちらはD67という軍事施設跡で、ベトナム戦争中には軍の司令部が置かれていたそうです。また、フランス植民地時代には、フランス軍の軍事施設として使用されたとのことです。

軍事関係の展示スペースもありベトナム戦争の歴史などが紹介されていました。ベトナム語と英語で書かれています。

遺跡を出るころにはすっかり日が暮れかけていました。
タンロン遺跡の近くには軍事博物館をはじめ、ホーチミン廟やホーチミンの家など観光スポットが密集しています。
ホーチミン廟には生存当時の姿のまま保存されたホーチミン氏を拝見することができるようです。ベトナム国中から人が訪れる場所らしく、朝早く行くと混雑を避けられるそうです。私は今回は時間の関係上行きませんでした。
タンロン遺跡はハノイ中心部からのアクセスも良く、いつも割と空いているらしいのでゆっくり遺跡を見て回ることができます。遺跡が好きな方にお勧めしたい場所です。
よろしければ応援お願いいたします。

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入場料は150円~160円ほど。城内は空いていたのでゆっくり見て回ることができました。

チケット売り場を抜けると広場のような場所があり、その先に5つの扉がある大門とその上には楼閣があります。かつて皇帝は真ん中の扉を使用して出入りしていたようです。

タンロン遺跡は2003年に発見されたベトナム王朝の遺構です。1010年~1804年までベトナム王朝はハノイに都を置いていたそうです。なかでも11世紀の皇帝リータイトーは国民から英雄視されており、ホアンキエム湖の周辺に銅像が建てられています。
その後フエに遷都する際にほとんどの設備が移築されたようですが、端門と龍の階段(後程紹介します)は破壊されずそのまま残されています。これらはグエン朝時代のものらしいです。

タンロン遺跡は2010年にユネスコ世界遺産に登録されています。
各時代の遺構が層になって地中に埋まっていることが遺跡の大きな特徴です。

門を抜けるとその先に博物館や軍事施設跡などがあります。
博物館は冷房がなくサウナのような暑さです。遺跡からの出土品が展示されていますが、出土品からは中国やチャンパ王国の影響が見られます。
広場には鳩の巣箱が置かれていました。

日本であまり見かけない白っぽい鳩が多かったです。真っ白の鳩もいて可愛かったです。

階段を上って楼閣に行ってみました。

プルメリアの木からは良い香りが漂っていました。ここから小さく見えているのが国旗掲揚塔でその付近に軍事博物館があります。

門の上からは遺跡の発掘現場を眺めることができます。

こちらも発掘現場なのかは分かりませんが、門の裏側です。


広大な広場では当時国家行事や軍事パレードなどが行われていたようです。当時の写真も展示されていました。


ベトナムの国旗は赤地に黄色の星が一つある覚えやすいデザインです。街中には国旗模様のTシャツなどが販売されていました。
門の上から降り、博物館や王朝の遺構が展示されている場所まで行きました。
この龍の階段はグエン朝時代のもので修復はされているものの、当時からの貴重な現存物のようです。

龍はベトナムでは神獣として崇められているそうです。龍とユニコーン、亀、鳳凰が四大神獣だと後日参加したツアーガイドさんに教えてもらいました。
また、ハノイという地名は龍が飛翔するという意味があり、有名な観光地・ハロン湾は龍が飛び込んだ場所というような意味があるそうです。
何かと龍にちなんだ地名や建造物が多かったです。

こちらはD67という軍事施設跡で、ベトナム戦争中には軍の司令部が置かれていたそうです。また、フランス植民地時代には、フランス軍の軍事施設として使用されたとのことです。

軍事関係の展示スペースもありベトナム戦争の歴史などが紹介されていました。ベトナム語と英語で書かれています。

遺跡を出るころにはすっかり日が暮れかけていました。
タンロン遺跡の近くには軍事博物館をはじめ、ホーチミン廟やホーチミンの家など観光スポットが密集しています。
ホーチミン廟には生存当時の姿のまま保存されたホーチミン氏を拝見することができるようです。ベトナム国中から人が訪れる場所らしく、朝早く行くと混雑を避けられるそうです。私は今回は時間の関係上行きませんでした。
タンロン遺跡はハノイ中心部からのアクセスも良く、いつも割と空いているらしいのでゆっくり遺跡を見て回ることができます。遺跡が好きな方にお勧めしたい場所です。
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