今回は大阪府富田林市の神社を紹介します。近鉄長野線川西駅から徒歩７分くらいのところに『錦織(にしこり)神社』は鎮座しています。


一の鳥居をくぐると樹々に囲まれた参道が続いていて、その先に二の鳥居があります。神社全体が森に包まれているような立地になっています。


錦織神社の創建は1363年と伝えられています。かつて朝鮮半島の百済から渡来した織物の技術を持つ錦織部が暮らしていた地域に建てられました。


富田林市内に鎮座する美具久留御魂神社、千早赤阪村に鎮座する建水分神社とあわせて『河内国の三水分』と呼ばれているそうです。





錦織神社の主祭神は建速素戔嗚命、品陀別命、菅原道真の3柱です。建速素戔嗚命は素戔嗚尊(スサノオノミコト)のことで、武神・開運厄除けの神様として知られています。品陀別命は応神天皇のことで、全国の八幡神社に祀られている神様です。そして菅原道真は学問の神様です。




本殿は重要文化財に指定されています。その東に摂社である春日社、西に天神社が並べられています。天神社は1480年に建てられたようです。

本殿は安土桃山時代以降に全国各地で見られる唐破風と千鳥破風が組み合わさっている丸みを帯びた屋根になっています。


その他、摂社である金刀比羅社と弁才天社が境内に祀られていました。


本殿脇には背の高いご神木がそびえていました。


錦織神社の近くをよく車で通っていましたが神社がどこにあるか分からなかったので、今回初めて参拝できて良かったです。







錦織神社の地図



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