昨日奈良市の平城宮跡記念公園で開催されていたイベント"平城のとよほき"に行ってきました。平城宮跡を訪れるのはこの時以来2年ぶりでした。この時はただ広大な草原を歩いただけで展示などは一切見なかったんですが、今回は色々見てきました。



大和西大寺駅で下車して資料館がある北側入口から入ったので、真逆の方向にあるイベント会場・平城宮いざない館まではかなり歩きました。

途中通りかかった太極門。その向こうには太極殿が見えています。太極殿は奈良時代に儀式が行われていた場所です。

平城宮は1300年ほど前に栄えた奈良時代の都で、区画などは唐を手本にして作られています。かつて10万人以上が暮らしていたそうです。

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公園の中を近鉄線の列車が走っています。

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線路を渡って朱雀門へ。朱雀門の前には朱雀大路が広がっています。こちら側のエリアに来るのは初めてでした。

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お腹が空いていたのでまずはイベント会場の向かいにある天平うまし館へ。ここはレストランやカフェ、土産物屋や遣唐使に関する展示コーナーがあります。

レストランでカレーを食べました。奈良らしく奈良漬が付けられていました。

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土産物屋を出たところに遣唐使船のレプリカが展示されています。せんとくんもいました。

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その後イベント会場である平城いざない館へ。今回10月8日・9日と2日にわたって開催されていたのは"平城のとよほき"というイベントです。とよほきという言葉には祝福するという意味があるそうです。

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今回イベントに来たのはこの古代スイーツが食べたかったからです。小雨が降っていましたが朱雀門を見ながら外で食べました。

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茶色っぽいのが亥の子餅で、旧暦10月の亥の日に餅を食べると無病息災でいられるという中国の風習が日本にも伝わり食べられるようになったそうです。ササゲをもち粉に変えて亥の子形の餅にしているようです。ササゲというのは初めて聞いたんですが豆のようですね。

ピンク色のものは甘葛シロップ粉粥と言って甘葛シロップと片栗粉でできているみたいです。

ねじれているお菓子は索餅で、干しうどんとも言われるそうです。麦粉や米粉、塩などが用いられた揚げ菓子のようです。

どれも甘すぎず食べやすかったです。

古代のお菓子を食べた後は展示室へ。当時の人々の暮らしや平城宮の歴史がよく分かりました。

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以前明日香村の万葉文化館の土産物屋で見つけて何度か絵葉書などを購入していた作家さんも来られていて初めてお話ししました。誕生花のイラストも描いていただきました。

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右下の栞は今回のイベントで、古代の色の服やストライプの色の服を着て来場するともらえるというものです。私は浅緑の服を着て行きました。

他にも天平時代の女性のメイクや衣装を着て写真を撮れるブースや、ワークショップ、トークイベントなどが開催されていました。

年に2回ほど開催されているそうなので、次回行けたらまた行こうと思います。









平城宮跡歴史公園の地図





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