今回からしばらく奈良県橿原市を散策した日の話になります。今回の一番の目的は大和三山でまだ登ったことのない耳成山に登ることだったんですが、その前に大和八木駅周辺の入鹿神社と人麿神社を訪れました。どちらも名前を聞いただけで誰がご祭神か分かると思います。
まずは小綱町に鎮座する入鹿神社へ。

ご祭神は明日香村や歴史好きな方なら知る人ぞ知る蘇我入鹿です。蘇我入鹿は遣隋使で隋(唐)から帰ってきた南渕請安が飛鳥に開いた塾で、中臣鎌足を覗いて右に出る者はいないと言われるほど頭脳明晰だったようです。そのことから学問の神様として祀られているようです。
ちなみに奥飛鳥の稲渕集落には南渕請安のお墓があります。私は南渕請安がとても好きなので明日香村を訪れた時は必ずここにも立ち寄ります。
また、乙巳の変で飛鳥板蓋宮にて中大兄皇子と中臣鎌足らに首をはねられたことから、首から上の病に霊験あらたかな神様として信仰されてきたそうです。

本殿には蘇我入鹿の他に素戔嗚尊が祀られています。
明治時代に政府から「逆臣である蘇我入鹿を神として祀るのは都合が悪いので、ご祭神を素戔嗚尊に、社名を小綱町からとって小綱神社に改めなさい」と言われたようですが、地元の人々はそれを拒否して今日まで入鹿神社を大切に守ってきたそうです。

本殿は一間社春日造りで昭和55年には橿原市の指定文化財として指定を受けています。
小綱町は蘇我氏の祖神・曾我都比古神を祀る宗我坐宗我都比古神社の隣町で、蘇我入鹿はこの辺りで幼少期を過ごした家があったと伝えられているそうです。

境内にはいたるところにベンチがあり参拝者への気遣いが感じられました。
小さな池の中には弁才天(市杵島姫命)が祀られています。

入鹿神社の敷地内には正蓮寺大日堂があります。

お堂の中にはご本尊である大日如来坐像が安置されていました。写真撮影やSNS掲載OKとのことでしたので写真を撮ってきました。

大日如来坐像は鎌倉時代の作品らしく、大正8年に国指定重要文化財に指定されたそうです。
御朱印をいただきたいという方は、拝殿に備え付けられている注文用紙から希望するものを選び箱に投函すると後日郵送してもらえるようです。筆記用具も用意されていました。
宗我坐宗我都比古神社も隣町にあるということなのでいつか訪れてみたいです。
入鹿神社の地図
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まずは小綱町に鎮座する入鹿神社へ。

ご祭神は明日香村や歴史好きな方なら知る人ぞ知る蘇我入鹿です。蘇我入鹿は遣隋使で隋(唐)から帰ってきた南渕請安が飛鳥に開いた塾で、中臣鎌足を覗いて右に出る者はいないと言われるほど頭脳明晰だったようです。そのことから学問の神様として祀られているようです。
ちなみに奥飛鳥の稲渕集落には南渕請安のお墓があります。私は南渕請安がとても好きなので明日香村を訪れた時は必ずここにも立ち寄ります。
また、乙巳の変で飛鳥板蓋宮にて中大兄皇子と中臣鎌足らに首をはねられたことから、首から上の病に霊験あらたかな神様として信仰されてきたそうです。

本殿には蘇我入鹿の他に素戔嗚尊が祀られています。
明治時代に政府から「逆臣である蘇我入鹿を神として祀るのは都合が悪いので、ご祭神を素戔嗚尊に、社名を小綱町からとって小綱神社に改めなさい」と言われたようですが、地元の人々はそれを拒否して今日まで入鹿神社を大切に守ってきたそうです。

本殿は一間社春日造りで昭和55年には橿原市の指定文化財として指定を受けています。
小綱町は蘇我氏の祖神・曾我都比古神を祀る宗我坐宗我都比古神社の隣町で、蘇我入鹿はこの辺りで幼少期を過ごした家があったと伝えられているそうです。

境内にはいたるところにベンチがあり参拝者への気遣いが感じられました。
小さな池の中には弁才天(市杵島姫命)が祀られています。

入鹿神社の敷地内には正蓮寺大日堂があります。

お堂の中にはご本尊である大日如来坐像が安置されていました。写真撮影やSNS掲載OKとのことでしたので写真を撮ってきました。

大日如来坐像は鎌倉時代の作品らしく、大正8年に国指定重要文化財に指定されたそうです。
御朱印をいただきたいという方は、拝殿に備え付けられている注文用紙から希望するものを選び箱に投函すると後日郵送してもらえるようです。筆記用具も用意されていました。
宗我坐宗我都比古神社も隣町にあるということなのでいつか訪れてみたいです。
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