春日大社を後にして橿原神宮前駅に向かう道中、藤原宮跡を通っていきました。藤原宮は中国の都城にならって日本で最初に構築された都城になります。

694年の持統天皇の治世に中国の都城をモデルとした藤原宮が完成しました。

遷都以来、平城京遷都まで16年間この地で持統天皇・文武天皇・元明天皇らによって律令国家体制が推し進められました。藤原京の構造は平城京にも受け継がれたそうです。

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藤原宮は宮殿において初の瓦葺き建物で、宮殿の南東・南西に計画的な国家寺院を配置していました。南方には天皇独自の八角墳を配置したことから、東アジアの影響を強く受けていたことがわかります。


小雨が降っていたのとコスモスが見頃を過ぎていたのもあって藤原宮跡には誰もいませんでした。遺構は残っておらず、復元された朱色の柱が原っぱに立てられています。

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かつて内裏や太極殿、門などがあった場所には案内板が立てられています。

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約5キロ四方の中国式方格都城だった藤原宮の中心に位置する宮殿と、その正門・朱雀門から南へと続く大路は道路幅24mの規模を誇っていたそうです。

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藤原宮跡はコスモスの名所として知られていて見頃の時期には多くのカメラマンが訪れています。

11月中旬に訪れましたがコスモスは少しだけ残っていました。

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ここから大和三山を見渡せるので大和三山を背景にコスモスや柱の写真を撮るのもおすすめです。

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周辺には藤原宮関連の資料室もありますので、藤原宮についてもっと学びたいという方は是非あわせて訪れてみてください。








藤原宮跡の地図




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