藤白神社を後にして、有間皇子が政敵だった中大兄皇子に絞殺されたという峠を越えていきます。峠の入り口付近に有間皇子の墓所がありました。
その先はひたすら坂道が続いています。
藤白峠の頂上付近からは名高の浦や和歌の浦、雑賀崎、加太(友が島)、淡路島まで一望できるそうです。
この日は今にも雨が降り出しそうな曇り空だったので景色は霞んでいました。
藤白峠には今自分がどの辺りにいるか把握できるように1丁石~17丁石まで地蔵と丁石が置かれています。見落としてしまうくらい小さなものですが、7丁目だけ丁寧に祀られていました。
前日に雨が降ったのでごつごつした岩場のような道を通る時はひやっとしました。(写真は平らな道や歩きやすい道でのみ撮っています。)
この辺りからだんだん辺りが開けてきました。
展望スポットからは和歌山マリーナシティが見えていました。
霞んでいますがだいたいどの辺りに何があるかは分かります。
峠はまだまだ上りが続きます。
さらに先に進むと筆捨松と硯石という史跡がありました。実は今回この熊野古道伊勢路ルートを選んだのには理由があってそれがこの場所でした。
私の生まれ育った堺市には平安時代の絵師・巨勢金岡が祀られた金岡神社があります。
巨勢金岡の名前を他の場所で聞くことはなかったので、この場所が金岡ゆかりの地だと知り行ってみたいと思いました。
かつて藤白峠のこの場所で金岡と童子(熊野権現の化身だと言われているそうです)が絵の腕を競ったそうです。
金岡は松に鶯を、童子は烏を描いたそうです。童子が追い払うとは二羽は飛んで行きましたが、童子の描いた烏だけ戻ってきたので金岡が無念と言って筆を投げ捨てたことが筆捨松の由来となったと伝えられています。
この先は竹林の中をひたすら登っていきます。しばらくして下りに入りましたがこの辺りで雨が降ってきました。
峠を抜けると塔下王子である地蔵峰寺に到着しました。ここには休憩所とトイレもあるので一安心です。
ここから先はさらに下りが続くんですが、こんな細い道本当に通れるの?と思うくらい細くて足場の悪いけもの道が続きます。雨で地面が滑りやすくなっていたので注意はしていましたが転んでしまいました。
この辺りはみかん栽培が盛んで、斜面にみかんの木がたくさん植えられていました。祖母が昔みかん栽培をしていたので収穫を手伝ったことがあり、懐かしく感じる風景でした。
雨足も強くなってきてこれ以上は危険だと判断し、きりのいいところで中断し駅に向かうことにしました。次回に続きます。
熊野古道 藤白坂の地図
よろしければ応援お願いいたします。
その先はひたすら坂道が続いています。
藤白峠の頂上付近からは名高の浦や和歌の浦、雑賀崎、加太(友が島)、淡路島まで一望できるそうです。
この日は今にも雨が降り出しそうな曇り空だったので景色は霞んでいました。
藤白峠には今自分がどの辺りにいるか把握できるように1丁石~17丁石まで地蔵と丁石が置かれています。見落としてしまうくらい小さなものですが、7丁目だけ丁寧に祀られていました。
前日に雨が降ったのでごつごつした岩場のような道を通る時はひやっとしました。(写真は平らな道や歩きやすい道でのみ撮っています。)
この辺りからだんだん辺りが開けてきました。
展望スポットからは和歌山マリーナシティが見えていました。
霞んでいますがだいたいどの辺りに何があるかは分かります。
峠はまだまだ上りが続きます。
さらに先に進むと筆捨松と硯石という史跡がありました。実は今回この熊野古道伊勢路ルートを選んだのには理由があってそれがこの場所でした。
私の生まれ育った堺市には平安時代の絵師・巨勢金岡が祀られた金岡神社があります。
巨勢金岡の名前を他の場所で聞くことはなかったので、この場所が金岡ゆかりの地だと知り行ってみたいと思いました。
かつて藤白峠のこの場所で金岡と童子(熊野権現の化身だと言われているそうです)が絵の腕を競ったそうです。
金岡は松に鶯を、童子は烏を描いたそうです。童子が追い払うとは二羽は飛んで行きましたが、童子の描いた烏だけ戻ってきたので金岡が無念と言って筆を投げ捨てたことが筆捨松の由来となったと伝えられています。
この先は竹林の中をひたすら登っていきます。しばらくして下りに入りましたがこの辺りで雨が降ってきました。
峠を抜けると塔下王子である地蔵峰寺に到着しました。ここには休憩所とトイレもあるので一安心です。
ここから先はさらに下りが続くんですが、こんな細い道本当に通れるの?と思うくらい細くて足場の悪いけもの道が続きます。雨で地面が滑りやすくなっていたので注意はしていましたが転んでしまいました。
この辺りはみかん栽培が盛んで、斜面にみかんの木がたくさん植えられていました。祖母が昔みかん栽培をしていたので収穫を手伝ったことがあり、懐かしく感じる風景でした。
雨足も強くなってきてこれ以上は危険だと判断し、きりのいいところで中断し駅に向かうことにしました。次回に続きます。
熊野古道 藤白坂の地図
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