京都街歩きの最終回は東山区の京阪・東福寺駅近くの瀬尾神社を紹介します。

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瀬尾神社の創建年代は不詳とされていますが、平安末期に書かれた源平盛衰記に神社の記述があることから、平安時代には存在していたことが分かります。元々、多景の社という社名だったようです。

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本殿は貴船神社奥院旧殿が移築されたもので、拝殿を含む計8棟が京都市指定有形文化財として保存されています。

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大丸百貨店の創業者である下村彦右衛門正啓が行商へ行く道中、毎朝参拝していたそうです。後に大丸が繁栄したことから代々下村家から崇敬を受けているとのことです。

本殿には二体の猿の像が飾られています。ご祭神は大国主神、弁財天、毘沙門天で大国主神は縁結びの神様、弁財天は女性守護や芸能(音楽)の女神様、毘沙門天は多聞天としても知られています。

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拝殿の天井には江戸時代後期の彫物師・九山新太郎作の龍の木彫り像が飾られています。この日は500円で檀上に上がり間近で龍の像が鑑賞できるようになっていました。

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境内奥には子授けにご利益のある三嶋神社や男女を表す陰陽石、大丸繁栄稲荷、妙見宮などがありました。

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訪れたのは3月中旬だったんですが3月にしては寒く吹雪いていたので、写真内にも雪が写り込んでいます。

瀬尾神社の鎮座する東福寺駅周辺のエリアは寺院が多いようです。今回は瀬尾神社にお詣りした後すぐ帰りましたが、またゆっくりこの辺りも散策してみたいと思います。






瀬尾神社の地図




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