津城跡から少し歩いたところの商店街付近にあった津観音を訪れました。

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恵日山観音寺大宝院とも呼ばれる津観音は1300年の歴史を持つ寺院で浅草・大須と並んで日本三観音の一つに数えられるそうです。古くから付近には門前町が形成され、十返舎一九の東海道中膝栗毛にも賑いの様子が記されているそうです。

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本堂にはご本尊の聖観音立像をはじめ様々な仏像が祀られていました。聖観音立像は伊勢阿漕ヶ浦の漁夫の網にかかったことからこの地で祀られるようになったとのことです。所願成就や五穀豊穣のご利益があり、江戸時代からたくさんの参拝客で賑わっていたそうです。

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津観音は先程訪れた津藩の城の鬼門を守る役割を担っており、そのことに因んだ鬼押さえという節分の行事も行われているようです。

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津観音では県内唯一の木造五重塔など指定文化財を含む宝物約600点を保管しているそうです。仏像や絵画、古文書等などからテーマを指定し年4回程度一般公開しているとのことです。

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訪問した当時は花祭りが開催中で、本堂前の桐の花が満開で綺麗でした。桐は鳳凰のとまり木として古来より神聖視されてきたそうです。

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付近には公園や商店街、街道もあり津市の中心部にある開けた雰囲気のお寺でした。本堂に三重県の観光ガイドマップが置かれていたので1部いただいて帰りました。






津観音の地図



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