9月から秋にかけては毎年何度も明日香村を訪れています。9月最初の3連休の中日、まだ暑さの厳しい日々が続いていましたが曇り時々雨の予報だったので涼しくなることを期待して明日香村を訪れました。

FullSizeRender
この日はオトモタビというデジタルスタンプラリーのようなサービスを使って村を散策していたので、指定スポットとなる大官大寺跡を訪れるきっかけになりました。大官大寺跡はどこにあるかは把握していましたが、農道が自転車で通れる幅なのか不安だったので今まで訪れたことはありませんでした。実際自転車で通りましたが難なく通れる幅でした。

FullSizeRender

FullSizeRender
大官大寺跡は7世紀後半から終末にかけ国家が営む大寺として繁栄し、天武天皇の廟行き回復祈願や持統天皇による時梵鐘の鋳造が行われたお寺として知られています。大正10年に国指定の史跡となりました。

FullSizeRender
大官大寺跡の伽藍は文武朝のものであると発掘調査により判明したようです。文武天皇の御代には九重塔や金堂が完成し大寺院となりました。

FullSizeRender
平城遷都とともに大官大寺も新都に移され大安寺と改称され、旧寺は711年に藤原京の大火で焼失しその後再建されることはなく現在では田畑が広がり石柱と土壇が大官大寺がかつてこの地にあった名残を示すのみとなっています。

FullSizeRender
明治中期までは金堂跡と塔跡、礎石が残されていたようですが、明治22年橿原神宮造営の際に運び去られたそうです。橿原神宮のどこに使用されたかは不明ですが、今このようなことが行われると大問題になりそうですね。

IMG_6131
大官大寺跡からは雷の丘や香久山、明日香村方面が見渡せます。ぽつぽつと彼岸花が咲き始めていました。

大官大寺跡を訪れたのは今回が初めてでしたが、明日香村の四季を感じられそうな場所なのでまた訪れたいと思います。

IMG_6133
お昼は久しぶりに岡地区のラヴィーユ都さんでミートドリアをいただきました。何度も食べているのに古代米が使われていることに初めて気づきました。





大官大寺跡の地図



よろしければ応援お願いいたします

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ