平城宮跡歴史公園で借りた自転車で東院庭園を訪れた後、庭園から自転車で5分ほどのところにある法華寺を訪れました。


法華寺は奈良時代には日本の総国分尼寺とされたお寺で、聖武天皇の皇后である光明皇后により父・藤原不比等の邸宅跡に創建されました。

平安遷都とともにお寺は衰退したようですが、豊臣秀頼の母・淀君の発願によって再興されたようです。

国宝・十一面観音菩薩立像、国宝・維摩居士坐像は春、初夏、秋の年3回特別公開されているそうです。

本堂の前には菩提樹の大きな木があります。実なのか種なのか分かりませんが葉っぱの中心から実が生えているような不思議な形状をしていたのが印象的でした。

浴室(からぶろ)は重要有形民俗文化財に指定されているらしく、光明皇后が千人の垢を自ら流したという伝説のある蒸し風呂だそうです。


茅葺屋根の休憩所ではセルフサービスのお茶がいただけます。軒先で庭園を見ながら一休みをしました。


外側からはこんなに広い庭園があるお寺だとは思いませんでした。週末でも混雑していなかったのでゆっくり隅々まで見て回ることができました。
周辺には海龍王寺というお寺もありました。こちらはまた別の機会に訪れたいと思います。
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