先月橿原市の藤原宮跡へコスモスを見に行ってきました。飛鳥駅から藤原宮跡まで行き明日香村に戻る道中、大和三山のひとつである香久山北西麓に鎮座する
畝尾都多本神社を初めて訪れました。
創建年は不詳ですが、持統天皇が詠んだ和歌に泣沢女神の名が登場することから飛鳥時代には存在していた神社のようです。
啼澤(なきさわ)神社という別名があるように泣沢女神(なきさわめのかみ)がご祭神として祀られています。
泣沢女神は日本神話に登場する神様で、伊邪那岐が亡くなり嘆き悲しむ伊邪那岐の涙から誕生したと伝えられています。
神社の境内には泣沢という井戸があり、この空井戸がご神体として祀られています。隙間から覗いてみたところ、拝殿の背後に井戸があるようでした。
泣沢女神は香具山の麓の畝傍から湧き出る井戸の神様ということになり、井戸の中には、泣沢女神が流した涙があると伝えられるそうです。
境内には八幡神社と稲荷社が境内社として並んでいました。夏や秋は蚊が多いので虫除け対策をして行かれることをお勧めします。
畝尾都多本神社の地図
香久山の山麓や山中に鎮座する神社
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