今回は阪堺線「宿院駅」からすぐ近くの路上にある与謝野晶子生家跡を紹介します。

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与謝野晶子は1878年に菓子商・駿河屋を営む両親のもとに生まれ、1901年に上京するまで堺の街で暮らしていました。詩や評論、古典研究などをテーマにした執筆活動を行う一方で女性の権利についての著作も多く、当時の女性の地位向上のための活動を推進していたことでも知られています。

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生家跡の歌碑は没後20年にあたる1961年に建立されたようです。

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歌碑には「海こひし潮の遠鳴りかぞへつつ少女となりし父母の家」と刻まれています。

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中央のアマリリスと百合の花は与謝野晶子が好んだ花で、碑全体の形は与謝野晶子の旧姓・鳳から、鳳凰が大きく羽を広げている様子が表現されているとのことです。

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周辺には堺市にゆかりのある与謝野晶子と千利休から一文字ずつ取って名付けられた「さかい利晶の杜」もあります。



こちらでは堺市の観光情報や昔の堺の様子や、与謝野晶子の生い立ちや作品展示、千利休の生い立ちなどを知ることや、茶の湯体験ができます。与謝野晶子が出版した美しい装丁の本が並べられたギャラリーもみどころの一つです。

菓子商・駿河屋のジオラマもありますのでご関心があればあわせて訪問してみてください。




与謝野晶子生家跡の地図




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