今年の1月初旬に開運松原六社巡りをしてきました。開運松原六社巡りとは、松原市内五社と天美地区の氏神が鎮座する大阪市内一社をあわせた六社を元旦から15日のまでの間に参拝する行事です。

六社巡りのことは知っていましたが六社個々に自転車で周り土地勘もだいぶついてきた今だからこそやってみようと思い、今回初めて参加しました。

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スタート地点は堺市に近い我堂八幡宮を選びました。授与所で六社巡りをする旨を伝え初穂料800円を納めると参拝印を集める専用の絵馬をもらえます。



まず我堂八幡宮に参拝。八幡宮という社名の通り応神天皇(品陀別命)がご祭神の神社です。厄除け八幡宮とも呼ばれていて厄除けや開運にご利益があるそうです。

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境内摂社の猿田彦社のすぐ背後にある樹木がとても印象的で、大きな瘤があります。この瘤のところに南天の木が生えていて冬になると赤い実をつけます。何度見ても不思議な光景です。今回訪れた時はまだ実はついていませんでした。

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その他、昔村の力自慢の若者が力比べをした石が境内に残されています。節分には湯立神事が行われる神社です。

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続いて訪れたのが布忍神社



現代アーティスト・イチハラヒロココラボの「恋みくじ」が若い世代に人気で、平日でも境内にはたくさんの女性参拝客の姿が見られる神社です。

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あまり良い話ではないのですが、おみくじだけ引いてお詣りをせずに帰る人が少なからずいるらしく神社関係者の方が声を荒げながら拡声器で常に注意をされていたのが印象に残りました。

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神社というよりももはやテーマパークのようになってしまっていました。本当にお詣りしている人が少なかったです。

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交通安全にもご利益がある神社らしく、自転車の形と布忍(ぬのせ)神社のぬの文字を掛け合わせた石の絵馬が置かれていました。

次に長尾街道を進み、近鉄河内松原駅からほど近いところに鎮座する柴籬神社へ。



歯が綺麗だったことで知られる反正天皇が祀られた神社です。歯の神様が祀られた神社は全国的にも珍しいようです。こちらでは厄落としの輪くぐりもできました。半期ごとに設置されているものと思われます。

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ちなみに河内松原駅から近くの高見ノ里に鎮座する高見神社は、反正天皇の通い妻だったという女性が祀られた少し不思議な神社です。シンメイ様と呼ばれているようです。



柴籬神社の境内にある歯神社の歯磨き面です。

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歯がいつまでも丈夫でありますようにと祈念しながら、上部にある右端・左端の歯をそれぞれ触ると良いそうです。背後にあった社に歯の神様が祀られており、ちちかみばし伝説の社として知られているようです。

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続いて阿保神社へ。



前回紹介した花天井と樹齢千年の楠のご神木で知られる神社です。

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昨年天井画が新しいものに切り替えられました。従来の天井画もあわせて展示されています。

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ご神木は拝殿向かって左手奥の扉の先にあります。外側からは見えないので知らない方は見落としがちだと思います。

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その後セブンパーク天美の近くに鎮座する屯倉神社へ。自転車で八尾市方面に行く時に必ずお詣りする神社です。



菅原道真が立ち寄り腰かけたと言われる石が境内に残された神社です。

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梅の名所としても知られている屯倉神社ですが、境内には枝垂れ梅をはじめたくさんの梅の木が植わっています。

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参拝印6か所目はかつて大和川付け替え工事のため、松原市と東住吉区両方に位置していた矢田村が分断されたことにより大阪市扱いになった場所に鎮座する阿麻美許曾神社です。



奈良時代の高僧・行基の安住の地として知られる場所でもあります。

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訪れた時ちょうど神楽の儀式が行われていました。

これで六ケ所の印が集まりましたがこれで終わりではなく、六社巡りの始点となった我堂八幡宮に戻ります。ここで印が集まった絵馬を見せると記念に干支の張り子がいただけます。

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六社巡りは15日まで開催されていますが、干支の置物の配布はなくなり次第終了とのことでしたので六社巡りはお早めにされることをおすすめします。

六社巡りですがお茶休憩した時間も含めると所要時間は3時間でした。1日に周りきる必要はないので期間中何日かに分けてお詣りしても良いと思います。

時期外れの投稿になりましたが、来年六社巡りをされる方の参考に少しでもなれば幸いです。


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