前回載せた吉備真備による建立のお寺・御厨子観音に隣接する御厨子神社を紹介したいと思います。御厨子観音の裏手から神社まで歩いて行けますが、磐余池推定地付近に社標があり、その先に境内へと続く階段があるのでどちらからでも行けます。

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神社の境内は清寧天皇の磐余甕栗宮跡の伝承地であると言われています。

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もともとは水尻神社という社名で根裂神・安産霊神が祀られていましたが、御厨子山妙法寺の鎮守八幡神社が合祀されたことで品陀別命(応神天皇)も祀られるようになり社名が改められたようです。

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本殿の他に恵美須神社・厳島神社・高良神社・歳前神社の境内摂社が並んでいます。

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境内の竹林に囲まれた場所には、月輪石という二つに割れた大きな石があります。

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形状から見ても古墳の転用石などではなく、古代の磐座信仰の名残のようです。この石には石析神という神様が祀られているそうです。

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ひび割れた様子が「鬼滅の刃」に登場する石と似ていることでも話題となったようです。

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拝殿付近には木でできた椅子が置かれており森の中で一休みすることができます。他に参拝客はおらず鳥の鳴き声だけが時折聞こえてきました。






大和三山の香久山の延長上にあるので明日香村方面からでも自転車で行くことができると思います。明日香村や橿原市散策の際はこちらにも訪れてみてはいかがでしょうか。

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その後香久山を抜け大官大寺跡を通って明日香村方面へ。



大官大寺跡は7世紀後半から終末にかけ国家が営む大寺として繁栄し、天武天皇の廟行き回復祈願や持統天皇による時梵鐘の鋳造が行われたお寺として知られています。

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甘樫丘の向かいにあるあすか夢の楽市で野菜を買って帰りました。

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以前友達に橿原神宮前までの近道を教えてもったのでその道を通って駅まで行きました。古宮遺跡(古宮土壇)の横を通過。夕暮れ時には多くのカメラマンが訪れることでっ知られる場所です。私有地のため無断での立ち入りは禁じられています。


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