菅原院天満宮から北に進むと、京都御所・蛤御門からすぐのところに護王神社が鎮座しています。

鳥居脇には狛犬ではなく狛いのししの姿が見られますが、境内のいたるところにいのししの像が置かれておりいのしし神社としても親しまれているようです。

護王神社には平安京の造営に貢献した和気清麻呂と、その姉で戦乱で身寄りを亡くした多くの孤児達を養育した和気広虫がご祭神として祀られています。

4月4日は旧暦で清麻呂の命日にあたるため、毎年例大祭「護王大祭」が行われているそうです。

4月4日は旧暦で清麻呂の命日にあたるため、毎年例大祭「護王大祭」が行われているそうです。
~由緒~
この神社に祀られているのは平安京の建都に貢献した「和気清麻呂(わけのきよまろ)」という人物です。
清麻呂公は当時の実力者「道鏡」が偽の神託によって天皇の位を我が物にしようとした事件を阻止しました。
しかし清麻呂は道鏡の怒りを買い、道鏡によって足の腱を切られた上に九州の山奥に流刑されてしまいました。
九州に下る道中で道鏡の刺客に襲われるなど険しい道中でしたが、突然現れた300頭もの猪に助けられ生き延びます。
その後、足の怪我も不思議と治り、道鏡の失脚とともに清麻呂は復権しました。

いのししは和気清麻呂の命を救い幸運をもたらしたと伝えられています。

足の怪我が治ったことからも、足腰の不調や怪我平癒にご利益があるとされ、いつまでも健脚でいられるようにと多くの参拝客が訪れています。



いのししは和気清麻呂の命を救い幸運をもたらしたと伝えられています。

足の怪我が治ったことからも、足腰の不調や怪我平癒にご利益があるとされ、いつまでも健脚でいられるようにと多くの参拝客が訪れています。


本物のいのししが境内を歩く日もあるらしいです。祭事の時だけなのかもしれませんが、野生でないいのししを見たことがないのでどんな様子なのか気になりました。
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