日本最古の神社建築で国宝指定の宇治上神社

宇治上神社は宇治市宇治山田の宇治川東岸にある朝日山の山裾に鎮座しています。宇治神社からは徒歩2分ほどの近いところにあります。

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ご祭神は応神天皇の皇子・菟道稚郎子と、第15代天皇・応神天皇、第16代天皇・仁徳天皇です。菟道稚郎子は宇治神社にも祀られており、宇治神社と宇治上神社は二社一体の存在と考えられていました。

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明治以前は上社・下社と呼ばれたり、両社を合わせて宇治離宮明神と呼称されていたようですが、明治時代に分離され別々の社名が付けられたようです。

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本殿は1060年頃の創建と考えられ、日本最古の神社建築で国宝に指定されているそうです。本殿建築に平安時代後期に伐採された木材が使われ、一間社流造りの三殿で構成されています。左右の社殿が大きく中央の社殿が小さいのが特徴だそうです。

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同時期に建立された平等院鳳凰堂とも何らかの関係があるようです。

宇治上神社はユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして登録されています。
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宇治上神社の境内には「天降石」・「岩神さん」と呼ばれる巨石がありました。




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関白・藤原頼通による建立 阿弥陀如来が安置された平等院鳳凰堂

その後、宇治市宇治蓮華にある平等院鳳凰堂を訪れました。平等院鳳凰堂は1052年に関白・藤原頼通によって、父・道長の別荘を寺院として改め創建されたものです。1053年に仏師・定朝作の阿弥陀如来坐像を安置する阿弥陀堂が建てられ、この建物が平等院鳳凰堂となりました。鳳凰堂を囲むように造られた庭園は極楽浄土をイメージしたもののようです。

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境内には宇治茶を味わえる茶房や、鳳翔館と呼ばれる博物館があります。鳳翔館では鳳凰一対や梵鐘、十一面観音立像などが鑑賞できます。全て写真撮影は禁止となっていました。

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鳳凰堂の周囲にはたくさんの桜の木が植わっていたので桜の咲くころ訪れると見事な風景が見られると思います。この日はあいにくの雨で曇り空でしたがその分かなり空いていました。





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