前回に続いて東大阪市に鎮座する神社を紹介します。東大阪市近江堂に鎮座する弥刀(みと)神社は延喜式神名帳の河内國若江郡22座に記載のある式内社として知られています。

近鉄大阪線の弥刀駅から北に進んだところに鎮座しています。踏切を渡ってすぐのところにあり、境内が通行路として利用されており自転車や歩行者の行き来があります。

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神社の創建年は不詳とされています。

御祭神は速秋津日子神と速秋津比賣神の2柱で、川の河口などに祀られる水戸神として知られる神様のようです。

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境内の由緒書きによりますと、本地域はかつて等高線5m内外で囲まれた一大港湾に臨む大きな水戸(海に入り込んだ地帯あるいは河口)だったことから、大水戸と呼ばれ、それがおおみとに転じ、さらに訛って近江堂と呼称されるようになったと推定されるようです。当時の建物や器物は762年6月に長瀬川(大和川)の堤が決壊した際に流失したそうです。

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弥刀神社は室町時代から市場の神として崇敬されていたとのことです。春日造の本殿は1991年3月に造替されたようです。

摂社・八坂神社、末社・常世神社は合祀されたことで境内に並んでいます。


八尾市にも常世岐姫神社と言う神社があり社名が似ていますが同じ神様が祀られているのかもしれません。安産の神様だそうです。

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八坂神社本殿は、江戸時代中期の神社建築様式によるもので、東大阪市有形文化財に指定されているそうです。

本殿向かって右脇には社務所もありました。

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この日は大阪市生野区から東大阪市、八尾市内を通り抜け大和川の土手を走って帰りました。菜の花がたくさん咲いている場所があり辺り一面が黄色に染まっていました。








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