4月28日から30日まで大分・福岡・山口(ほんの少しだけ)に旅行に行ってきました。

GWシーズンでも空いていそうな場所を探していたところ、別府・湯布院以外の大分エリアが目に留まり航空券とホテルを予約。これまで九州は福岡・佐賀・長崎しか訪れたことがなかったのでいつか他の県にも旅行してみたいと思っていました。

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大分空港まではANAの小型飛行機で伊丹空港から1時間で到着。まず高速バスで宇佐市に鎮座する宇佐神宮に向かうことにしました。宇佐神宮のことは以前京都の石清水八幡宮に参拝した時に総本社が大分にあることを知りました。



出発まで時間があったので空港内到着フロア奥にあった足湯を利用することにしました。

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湯船は総ヒノキでできており、別府温泉から直送してきたかけ流しのお湯だそうです。

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足湯の利用可能時間は9:30~19:00で誰でも無料で利用できます。タオルを持参するか手持ちがない場合は購入もできます。中国人観光客の集団がプール感覚で利用していて、足をバシャバシャして周囲を水浸しにして掃除もせずに帰っていったので地面や椅子を拭かないと利用できなかったのが少し不愉快でした。

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15分ほど利用して空港バスに乗車。中津方面行きでしたが利用者は3人ほどでかなり空いていました。

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1時間半ほどで宇佐神宮の鳥居付近に到着し下車しました。14時前だったので先にお昼を食べようと思っていたのですが、バス酔いをして気分が悪かったので先に参拝することにしました。

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かつて宇佐神宮まで汽車が運行していたらしく鳥居をくぐった先に当時使用されていたものが展示されていました。

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~宇佐神宮について~

宇佐神宮は、大分県宇佐市にある八幡宮の総本宮です。全国に約44,000社ある八幡宮の中心的存在であり、725年に創建されました。主祭神は八幡大神(応神天皇)、比売大神、神功皇后の三柱です。

宇佐神宮の特徴
歴史的な重要性: 皇室からも厚く崇敬され、伊勢神宮と並ぶ「二所宗廟」として扱われてきました。

建築: 本殿は「八幡造」という様式で建てられ、国宝に指定されています。

参拝作法: 一般的な神社の作法とは異なり、「二拝、四拍手、一拝」が伝統的な参拝方法です。

神輿発祥の地: 東大寺の大仏が完成した際、八幡神が輿に乗って奈良へ向かったことが神輿の始まりとされています。

アクセス情報
所在地: 大分県宇佐市南宇佐2859

営業時間: 上宮は6時~18時(正月期間を除く)

【交通手段】

車: 宇佐ICから約15分

電車: JR宇佐駅からバスで「宇佐八幡バス停」下車

タクシー: JR宇佐駅から約10分(参考料金:約1,700円)

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バスに乗っている間は小雨が降っていましたが下車すると止んでいて雨上がりの澄んだ空気が感じられます。境内は広大な森のようで立派な庭園もありつつじや藤などの季節の花も楽しめました。

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鳥居から上宮本殿までは距離がありますがモノレールも利用できるようです。

祓所には滝が流れていました。

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御許山という上宮から見えていた山は八幡神が降臨した場所と伝えられているらしく、奥宮が鎮座しているそうです。駐車場から山道を40分ほど歩いた場所にあるようでした。今回は上宮の遥拝所でお詣りをしました。

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上宮にお詣りした後は坂を下った先にある下宮にも参拝しないと片詣りになるそうです。

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下宮には摂社・若宮神社の内庭で占いを行う際に用いられた竹が植わっていました。

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八坂神社の奥には神仏習合の名残で弥勒寺跡があります。この後境内から移された弥勒菩薩にお目にかかる機会がありました。

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それほど参拝客も多くなくゆっくり境内を見て回ることができました。八幡神の総本社にもいつか訪れたいと思っていたので良い機会となりました。

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参道沿いには土産物屋や食事処が並んでおりお土産を買ったりからあげを食べたりしました。大分県産のカボスジュースも美味しかったです。宇佐市はからあげ専門店発祥の地らしくからあげ料理のお店が多かったです。

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宇佐神宮付近の観光案内所の隣には、神仏分離令で神宮の境内から移された極楽寺があります。

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以下、生成AIによる極楽寺の紹介になります。


極楽寺は、大分県宇佐市にある浄土真宗の仏教寺院です。宇佐神宮の近くに位置し、神仏習合の歴史を知る上で重要な寺院の一つです。

極楽寺の特徴
本尊: 阿弥陀如来立像が本堂に祀られています。この像はかつて宇佐神宮境内の第弐堂に安置されていました。

弥勒仏坐像: 室町時代に作られた丈六(約2.78m)の大仏で、かつて宇佐宮の弥勒寺に祀られていました。現在は極楽寺の弥勒堂に安置され、大分県の有形文化財に指定されています。

歴史的背景: 明治時代の神仏分離政策により、宇佐神宮から移された仏像や寺宝が多く残されています。例えば、「髪繍浄土曼荼羅」は、八万四千人の毛髪で刺繍された曼荼羅で、明治天皇の天覧に供された貴重な文化財です。

アクセス情報
住所: 大分県宇佐市南宇佐2176

アクセス: JR宇佐駅から車で約10分。宇佐神宮駐車場を利用可能。

お寺の境内には本堂と弥勒堂があり、間近で弥勒仏坐像を鑑賞することができました。

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こちらが阿弥陀如来立像の安置された本堂です。

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この後田園風景を眺めながら4キロほど先のJR宇佐市駅に向かって歩いて行きました。次回に続きます。

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