前回の続きで大分県宇佐市の宇佐神宮に参拝した後、JR宇佐市に向かい歩いていたところ柁鼻(かじばな)神社という神社を見つけ立ち寄りました。

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この辺りは和気という地名ですが、かつて和気清麻呂が宇佐神宮に派遣された際に、この地で船を繋いだことに由来する船繋ぎ石が残されています。

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この日訪れた柁鼻神社は神武天皇東遷の聖蹟とされ、神武天皇一行がこの地に上陸したという伝承があるとのことです。

~柁鼻神社の概要~

所在地: 大分県宇佐市和気1056


御祭神:

鵜草葺不合尊(うくさふきあえずのみこと)

彦五瀬尊(ひこいつせのみこと)

神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと、神武天皇)

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由緒:

宇佐の豪族である莵狹津彦・莵狹津媛が、神武天皇の一行を迎えたと伝えられるそうです。

神武天皇の勅諚により、天種子命(後の藤原氏)が莵狹津媛を妻としたことで、大和朝廷と宇佐の関係が深まったとされています。

また、神功皇后が三韓出兵の際に軍船を築造し柁神を祀ったとも言われています。

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~見どころ~
立派な鳥居: 国道沿いにあり存在感がありました。

境内の狛犬: 阿形・吽形の狛犬が境内入口に鎮座しています。

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本殿: 拝殿には賽銭箱がなく、本殿に進むと見つかるというユニークな構造です。

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石灯籠:お城の石垣のような形状をしていて珍しく感じました。

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田園地帯の中に穏やかに佇む小さな神社ですが、地域の豪族や神武天皇、神功皇后との関りの深い歴史ある土地だということが分かりました。

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ここから2キロほど歩いて宇佐駅に到着。電車の本数は少ないですが乗客が少なく車窓からのどかな風景を眺めながら電車旅を楽しめました。

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翌日は福岡の北九州市を訪れる予定だったのでアクセスのしやすい中津市に宿泊しました。次回へ続きます。


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