前回の続きで大分県杵築市の杵築城下町を散策した日の話になります。杵築神社を後にして、すぐ近くにある杵築城天守閣に向かいました。

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青筵神社の鳥居をくぐり公園内の坂道を上っていくと青筵神社と駐車場があります。ここから杵築城や杵築大橋が見渡せます。

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~青筵(せいえん)神社について~

青筵神社は、昭和11年(1936年)に創建されました。畳の原材料となる七島藺(しちとうい)の普及に尽力した人々が祀られています。

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主祭神には杵築藩主・松平親秀公、松平重休公、日出藩主・木下俊長公、府内の商人であった橋本五郎左衛門が含まれています。これらの方々は、七島藺を使用した「豊後表」の生産を支え、地域の特産品として経済の発展に貢献したようです。

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無人の神社ですが賽銭箱の隣におみくじや書置きの御朱印が置かれています。参拝の記念に御朱印をいただきました。

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天守閣までは整備された公園があり各地から寄贈された石灯籠や石仏などの文化財があちこちに並べられていました。

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~杵築城について~

杵築城の起源は室町時代にさかのぼり、もともとは「木付城」と呼ばれ、木付氏によって築かれましたが、江戸時代以降は松平重休により藩名が改められたこともあってか「杵築城」として知られるようになりました。

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台山の上に位置し、豊後藩の藩庁として機能していた連郭式平山城の構造を持つ城です。現在、模擬天守が再建されており、資料館や展望所として利用されています。

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資料館には松平公の甲冑をはじめとする武具や伊万里焼の壺、石田正澄の兜などが展示されていました。着用して撮影可能な鎧と兜もあります。

最上階からは守江湾や杵築市の街並みを一望できました。

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資料館では城下町にあるフォトジェニックな坂道や著名人の邸宅跡についても紹介されていたので、この後気になった場所をいくつか訪れてみることにしました。

開館時間:10時~17時 (入館は16時半まで)
料金:一般400円、小・中学生160円
駐車場:17台





次回に続きます。
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