前回に続いて宇陀市の神社をご紹介します。近鉄榛原駅から10分程歩くと、萩原の丘陵地に赤い鳥居が連なっているのが見えてきます。鳥居をくぐり坂を登っていくと金平稲荷神社が鎮座しています。

この辺りは古くからの町並みと現代的な家屋が交じり合っている地域のようです。

金平稲荷神社のご祭神は宇迦之御魂神で、五穀豊穣や商売繁盛の神様として知られている稲荷信仰の中心的存在です。

由緒書きによると創建はおよそ250年前と伝えられています。比較的新しい神社ですが、本居宣長が一夜を過ごしたという伝承も残っているようです。

本居宣長は江戸時代の国学者で『古事記伝』の著者です。旅の途中で各地の神社を訪ね歩き、神道の精神や古代の言葉を探求していたそうです。その中で、宇陀の地にあるこの稲荷社にも立ち寄り、一夜をこの神域で過ごしたと伝えられているそうです。

金平稲荷神社は同じく宇陀市に鎮座する墨坂神社とつながりがあるとされていて、墨坂神社の奥宮には不動明王が祀られているという説もあるそうです。

そのつながりなのかは分かりませんが、金平稲荷神社の境内にも不動明王が祀られていました。
次回はすぐ近くの椋下神社をご紹介します。
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