前回に続いて初瀬街道を宇陀市から桜井市まで歩いた日の話になります。
吉隠を過ぎ歩いて行くと長谷寺付近まで来ました。長谷寺に向かう車が大渋滞していたので、長谷寺に行くのはやめておきました。

せっかくここまで来たので、5年前友達と訪れた長谷山口坐神社を再訪することにしました。
当時は初夏でしたが今回は晩秋に訪れています。

長谷山口坐神社は近鉄長谷寺駅から徒歩約7分ほどの、長谷寺の参道から少し外れた初瀬川の南岸にひっそりと鎮座しています。

長谷寺に参拝する人もこちらの神社には立ち寄らないみたいで、参道を逸れると人がいませんでした。
🌿歴史と由緒:太古の山の神と「元伊勢」伝承
長谷山口坐神社は、大山祇神を主祭神とする古社で、延喜式内大社に列せられた由緒正しい神社です。 その起源は、第10代・崇神天皇の時代にまでさかのぼるとされていて、倭姫命が天照大神を祀るためにこの地に滞在したという「元伊勢」伝承が残っているようです。

このとき、随神として手力雄神がこの地に、そして北の山腹には豊秋津姫命が祀られたと伝わっているそうです。
🌿五穀豊穣と人々の安泰を願う社
古くからこの地の山の神として信仰されてきた長谷山口坐神社は、五穀豊穣・家内安全・風雨祈願の神としても知られていて、聖武天皇の天平2年(730年)には奉幣使が参拝した記録もあるとのことです。

また、江戸時代には「手力雄明神」として信仰され、地域の人々に「テジカラさん」と親しまれてきたそうです。


本殿の東には磐境(いわさか)があり、さらに東へ約400m進むと横穴式古墳も残っています。