香久山(天香久山)は奈良県橿原市南浦町に位置し、古代から“天”の名を持つ特別な山として信仰されてきました。登山口となる香久山公園(橿原市南山町624)からは、万葉の森や巨石群へ静かな森歩きを楽しめます。

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1. はじめに
藤原京の東に位置する香久山の標高は152.4m。ただの低山ではなく古代の信仰が息づく聖地として古くから信仰の対象とされてきました。今回はその中でも特に神秘的な三つのスポットを歩いてきました。

山中に鎮座する神社




🌿 香久山と月の誕生石・蛇つなぎ石・万葉の森
大和三山の中でも特に神聖視されてきた香久山。
古代の信仰・万葉の世界・巨石伝承がぎゅっと詰まった場所で、歩くほどに「古代の息づかい」が感じられます。

🌓 月の誕生石
香久山の山中に置かれた巨石。
森の中を進むと、突然視界が開けて巨大な丸みを帯びた石が現れます。

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■ 基本情報
幅:約6.5m、高さ:約1.5m、奥行:約3.5mの大きな花崗岩
表面に黒い円形斑点があり、伝承では
黒い斑点=月が使った産湯の跡
小さな斑点=月の足跡  
とされています。
古代から信仰の対象で、多くの人が祈りを捧げてきたと伝わるようです。

■ 民話
説明板にはこんな不思議な話が書かれていました:
「石が赤ちゃんを生むと、香具山の頂から真ん丸いお月様が顔を出した」


🐉 蛇つなぎ石
香久山の中でも特に神秘性が強い巨石。
表面に“鎖のような模様”が浮き出ているのが特徴です。

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■ 基本情報
幅:約4m、高さ:約1.5m、奥行:約2.5mの巨石
表面に十字状の帯のような模様が走る
古代の雨乞い神事と深く関わる場所とされる 

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■ 伝承
香久山は古名を「竜王山」と呼び、山頂には高龗神(たかおかみのかみ)=龍王神が祀られていました。雨乞いの際、龍王が大蛇に乗って降りてきて、この石に大蛇を繋いだと伝わっています。鎖のような模様は自然の造形ですが、古代人には“龍を繋いだ跡”に見えたのかもしれません。


🌱 万葉の森(香久山東側)
万葉集ゆかりの植物を中心に整備された静かな森で、香久山の巨石群へ向かう入口にもなる場所です。万葉集で詠われた草花が登場する歌碑もいたるところに設置されています。

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万葉の森は香久山の東側に広がる自然公園で、駐車場・トイレがあり、巨石巡りの拠点として便利な場所です。

森の中には万葉植物の案内板が点在し、古代の歌の世界に触れながら歩けます。

「月の誕生石」「蛇つなぎ石」へはここから徒歩10〜15分ほど。水辺エリアの看板を目印に尾根を歩いて行けば辿り着けます。

今回は妙法寺側から香久山を訪れました。無人でしたが色々な鳥の鳴き声が聞こえ、春の草花あちこちに咲いていて軽い登山や散歩にはうってつけの場所でした。




近くにある橿原市昆虫館もおすすめです。6月頃訪れると繁殖中の珍しい蝶・オオムラサキが見られるようです。



香久山から飛鳥資料館方面まで自転車で移動し、いちご農園の方が運営されているパフェ専門店・Adele(私のスウェーデン人の友達と同じ名前です)で飛鳥ルビーのいちごパフェを食べました。

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