古墳についての豆知識

古墳は1基・2基と数える

古墳=権力者たちの墓

古墳の大きさは埋葬された人物の身分の高さや権力の大きさに比例

3世紀半ばから7世紀末まで古墳が全国各地に作られた

前方後円墳は台形部分が前方にあたる

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二サンザイ古墳は百舌鳥古墳群の中で3番目の大きさ

二サンザイ古墳は百舌鳥古墳群の南東部・堺市北区百舌鳥西之町に位置する大きな前方後円墳で、
墳丘の長さは約300mで日本第7位の長さを誇っています。

二サンザイという名前の語源は陵(みささぎ)から来ていると言われています。

周辺には大阪府立大学があり、仁徳天皇陵や百舌鳥八幡宮などの史跡へも
歩いて行ける距離に位置しています。

5世紀後半に造営されたと言われており、
2016年に史跡として市に認定を受けました。

墳丘は3段構造で、後円部よりも前方部の方が高く発達した墳丘が見られるのが
この古墳の大きな特徴となっています。

北側部分には祭祀などが行われていたとされる造り出しが残っています。

築造時には外堀が巡らされていましたが現在は消失しています。

二サンザイ古墳付近にはかつてこうじ山古墳や経塚古墳などの小さな古墳が点在していましたが、
宅地開発の影響を受け消滅していまいました。

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出土品:木製の蓋形埴輪(2015年に出土)

埋葬者: 反正天皇の空墓と宮内庁が推定

最寄り駅:大阪メトロ御堂筋線中百舌鳥駅、南海高野線中百舌鳥駅、JR阪和線百舌鳥駅

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周辺には百舌鳥古墳群のその他の古墳をはじめ、
高林家住宅や百舌鳥八幡宮などたくさんの見どころがあります。

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大きく発達した前方部を近くで見られる場所

二サンザイ古墳は住宅地の中にありますが、外堀を囲むように歩道が整備されており、
お堀の外側から古墳を眺めることができるようになっています。

大きく特徴的な前方部分がよく見えるので歩いてみることをおすすめします。

自転車でも通行することができ、お堀にはサギやカルガモなどの野鳥も見られます。

緑が生い茂った古墳の内部を見ることはできませんが、
きっと様々な野生動物たちが暮らしているのではないかと思います。


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百舌鳥古墳群3番目の大きさなだけあって、一枚の写真には収まりませんでした。

上の2枚の写真を横に並べると横から見た二サンザイ古墳の全貌が確認できます。



隣接する御陵山公園には古代の埴輪などのレプリカが置かれている

二サンザイ古墳のすぐ隣にある御廟山公園には、
古墳や埴輪好きにはたまらないレプリカがいくつか設置されています。

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人型埴輪をモチーフにした像が公園の入り口付近に並んでいます。

背後には二サンザイ古墳が聳えています。

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この馬も形象埴輪をモチーフにして造られたのでしょうか。

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この滑り台は古墳の形をしているように見えます。

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個人的にはこれが一番好きです。犬?

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家形埴輪をモチーフにしたものと思われます。

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二サンザイ古墳を訪れた際には御廟山公園内にある
面白い石像や遊具にも注目してみてください。

もしかしたら今回紹介したものの他にも何か見つかるかもしれません。