古墳についての豆知識

古墳は1基・2基と数える

古墳=権力者たちの墓

古墳の大きさは埋葬された人物の身分の高さや権力の大きさに比例

3世紀半ばから7世紀末まで古墳が全国各地に作られた

前方後円墳は台形部分が前方にあたる

倍塚とは大型の古墳近辺に造営された小規模の古墳のこと

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日本第3位の規模を誇る履中天皇陵

履中天皇陵はミサンザイ古墳とも呼ばれる5世紀前半に造営された前方後円墳です。

仁徳天皇陵よりも古くに造られています。

墳丘の長さは365mにもおよび、仁徳天皇陵、応神天皇陵に次いで日本第3位の規模となっています。

20197月に第43回世界遺産委員会の審査を通過し、履中天皇陵を含めた百舌鳥古墳群が世界遺産に登録されました。

墳丘は3段構造になっており、海岸線と並行するように築かれていることから当時既に海外との交易が行われていたのではないかと推測されています。

西側にあるくびれ部分には造り出しが残されており、かつて祭祀などに利用されていたのではないかと推測されています。
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墳丘を囲むように濠が巡っていますが、当時はさらにその外側に外濠が全周していたことが判明しています。

濠の周囲にはかつて10基以上の小規模な古墳(倍塚)がありましたが、宅地開発が進むとともに消失し、現在残っているのは寺山南山古墳と七観音古墳、経堂古墳の3基のみとなりました。

七観音古墳についてはインスタグラムでやりとりのある親切なフォロワーさんから教えていただきました。

大仙公園と履中天皇陵の間に位置する古墳で、墳丘に登ることができるようです。

頂上からは仁徳天皇陵を見渡すこともできるそうなので、今度訪れてみたいと思います。その時は昼過ぎにいたすけ古墳にも行ってたぬきの一家にも会ってみたいです。

日射しが強くなってきたので、自転車移動のせいか手の甲が日に日に黒くなっていきます。

これからは日焼け対策もしっかりしながら堺を探訪したいと思います。

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出土品:葺石、埴輪、副葬品は不明

埋葬者:不明、現在は第17代履中天皇の陵墓として指定されています

所在地:堺市西区石津ヶ丘

最寄り駅:JR阪和線上野芝駅(百舌鳥駅からも徒歩圏内)

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