古墳についての豆知識
古墳は1基・2基と数える
古墳=権力者たちの墓
古墳の大きさは埋葬された人物の身分の高さや権力の大きさに比例
3世紀半ばから7世紀末まで古墳が全国各地に作られた
前方後円墳は台形部分が前方にあたる
倍塚とは大型の古墳近辺に造営された小規模の古墳のこと
桶の谷古墳は5世紀中頃に造営された円墳です。
古墳の規模は直径47m、高さ2.8mとなっています。
桶の谷古墳は日本最大の規模を誇る仁徳天皇陵の外堀側に位置しています。
桶の谷古墳の他にも仁徳天皇陵周辺には10基以上の小規模な古墳が点在しており、これらは仁徳天皇陵の倍塚であると推測されています。
以前このブログで紹介した竜佐山古墳も倍塚の一つです。
ただ、桶の谷古墳は仁徳天皇陵を造営する際に、濠を掘削した時の盛土が古墳ではないかとされた説もあります。
円墳にしてはやや不整形な形をしていますし、もしかしたら古墳ではないのかもしれません。
堺市の文化財では古墳扱いとなっています。
悠久の自然を感じられる場所
古墳かどうかはさておいて、仁徳天皇陵のちょうど膨れた部分に位置する桶の谷古墳周辺は絶好のお散歩スポットです。
周辺には子供が水遊びできる小さな庭園のような場所もあり、遊歩道沿いにはたくさんの木々が植えられているので秋に訪れると紅葉が楽しめます。
柵越しにではありますが桶の谷古墳と同時に仁徳天皇陵の一部を眺めることもできますし、この辺りは長年手つかずの自然が残されています。
お濠を泳ぐ魚や野鳥を観察することもできます。
この辺りは緑に覆われていて日陰も多く、ベンチもありますので一休みするのに最適な場所だと思います。
遊歩道を歩いて大仙公園方面へ行ってみよう
遊歩道を仁徳天皇陵拝所方面に進んで行くと銅亀山古墳などいくつかの倍塚が道沿いに点在しています。
その先に大仙公園がありますので、堺市博物館で古墳について学んだり、日本庭園や千利休の生まれ育った堺市ならではの茶室で抹茶と和菓子を楽しむのもおすすめです。
大仙公園内にも倍塚はあります。
その一つである竜佐山古墳周辺には芝生広場があり、ベンチも置かれていますので古墳の前でお弁当を食べたりゆっくりくつろぐのもおすすめです。
出土品・埋葬者:不明
所在地:堺市堺区南丸保園大仙町
最寄り駅:JR阪和線百舌鳥駅または三国ヶ丘駅から徒歩圏内
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