七観音古墳は履中天皇陵の倍塚の一つ
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七観音古墳は履中天皇陵古墳の外堀沿い・大仙公園の南口側にあり、履中天皇陵に関わりを持つ倍塚の一つだと考えられます。

近辺にある寺山南山古墳と七観山古墳も同様に履中天皇陵の倍塚のようです。

5世紀前半に造営された円墳で、墳丘径32.5m、高さ3.8mの小型の古墳です。

2014年に国の史跡に認定されました。発掘調査の結果、七観音古墳の周囲には濠がなかった可能性が高いとされています。

出土された埴輪の特徴から、造営時期は履中天皇陵よりも後であることが分かっています。

上空から見ると綺麗な円の形をしており(原型から整えられた様子)、現在は墳丘にツツジが植えられ春に訪れると古墳を彩る華やかな様子が見られます。

 

出土品:小型円筒埴輪、碧玉製の琴柱形石製品

所在地: 堺市堺区旭ヶ丘北町5

最寄り駅:JR阪和線百舌鳥駅または三国ヶ丘駅から徒歩圏内

 

周辺には履中天皇陵ビューポイントがある

周辺には履中天皇陵ビューポイントがあり、遮るものがなく履中天皇陵を近くから見ることができます。

大仙公園南口を出て信号を渡ったすぐのところにあります。

ビューポイントから見た様子です。
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山というか森のように見えますね。
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 お濠も見えます。

七観山展望台からの景色を楽しもう
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もっと上から全体像を見てみたいという方にはすぐ近くの七観山展望台に登ってみることをおすすめします。

それほど高くないので簡単に登ることができますし途中まではスロープもあります。
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てっぺんから堺市の街並みや履中天皇陵を見渡すことができます。

私が訪れた時は夕方でしたが誰もいなかったので一人でゆっくり景色を楽しむことができました。

ベンチがあるので景色を楽しみながら一休みするのも良いと思います。

空が近く開放的な空間になっています。
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履中天皇陵はここからだと広大な森のように見えます。
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古墳全体の形を確認したいという方は堺市役所の21F展望ロビーがおすすめです。

南海堺東駅が最寄りですがレンタサイクルを借りると便利だと思います。

古墳エリアの散策後には是非旧堺港のあった海沿いのエリアにも行ってみてください。