前回に続いて四天王寺周辺の寺社の話になります。


愛染堂勝鬘院は大阪メトロ谷町線・四天王寺前夕陽ヶ丘5番出口から徒歩5分程度のところに位置しています。

古くから「愛染さん」の通称で親しまれてきました。


由緒(大阪観光局公式サイト・OSAKA INFOより引用)

四天王寺の四箇院のひとつである「施薬院」として推古天皇元年(593)に、聖徳太子によって建立されました。施薬院とは、仏教の教えによって設けられたもので、薬草を栽培し、あまねく人々に病に応じてそれを与える福祉施設でした。後に聖徳太子が勝鬘経を人々に講ぜられ、経に登場するシュリーマーラー夫人(勝鬘夫人)の仏像を本堂に祀ったことから、当院は「勝鬘院(しょうまんいん)」と呼ばれるようになりました。また金堂には本尊として、良縁成就・夫婦和合で有名な愛染明王が奉安されていることから、「愛染堂(あいぜんどう)」としても親しまれています。境内には、豊臣秀吉が再建した桃山時代の代表作である多宝塔(国の重要文化財)のほか、飲むと愛が叶うといわれる「愛染めの霊水」があり、若い女性に人気です。毎年6月30日、7月1・2日には、大阪の三大夏祭りのひとつとして有名な愛染祭が行われます。


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聖徳太子によって593年に建立され、夫婦和合や良縁成就にご利益のある「愛染明王」がご本尊として祀られています。

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門のところに境内マップが貼られています。

愛染明王以外にも様々な仏像が祀られていて、それぞれにご利益を授かることができます。

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本堂とその裏手にある多宝塔は重要文化財にも指定されています。

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多宝塔の下で工事中だったので上部分だけ撮りました。

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本堂入り口付近には穏やかな表情の観音菩薩が祀られています。

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本堂。仏像の写真を撮るのは何となく控えました。


ここで大雨が降ってきたので帰宅することにしました。

雷も鳴っていて近くに落ちないか冷や冷やしました。

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この愛染かつらは桂とカズラが一体になっている様子が、夫婦仲睦まじく寄り添っているように見えることから良縁にご利益があるとされています。

この木の前で愛を語り合うと良いそうです。

あまりゆっくりと見れませんでしたが、境内には女性にご利益のあるご神水があったり良縁成就の雨漏りや恋愛おみくじなど若い女性に好まれそうな寺院のような気がしました。

愛の神様・愛染明王が祀られているので、恋愛や結婚に絶大な効果を発揮してくれるのではないでしょうか。

恋愛関係の悩みや願い事がある方におすすめしたい寺院です。

私も天気の良い日にまた改めてゆっくり訪れたいと思います。





追記

後日改めて訪れると多宝塔の修繕が完了していました。

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本堂の裏手にあるので訪れた時は是非ご覧になってください。

聖徳太子が建造させた塔のようです。

多宝塔の右手には墓地があるんですが、墓地の奥に稲荷社と白龍社があります。

両方とも立身出世にご利益があると書かれていたので、ご興味のある方はそちらもお忘れなく!

墓地が写り込むため撮影は控えました。