今回は堺市美原区にある広国(廣国)神社に行ってきました。

美原区はもともと美原「市」でしたが堺市が政令指定都市になった際に統合され、区となりました。

田んぼや畑などのどかな風景の中に、飲食店や工場などが点在しています。

広国押武金日命(安閑天皇)をご祭神とすることから現在の名前がついたと言われています。
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安閑天皇は即位後わずか4年で崩御しています。

羽曳野市古市にある「高屋築山古墳」に埋葬されたと言われています。

広国神社では安閑天皇が蔵王権現として祀られているため、境内には仏像も置かれています。

神仏習合というやつですね。
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こちらが本殿。本殿横に金木犀が植えられていて良い香りを放っていました。
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本殿には1回30円の御神籤が置かれていて、自由に引くこともできます。

引いた御神籤を金木犀の木に結んでいる人もいましたが、専用の場所があったのでそちらに結ぶ方が良さそうです。

社務所はパッと見た感じではないように見えましたが、見落としていたのかもしれません。御朱印を貰いたい人は事前に確認してから行くことをおすすめします。
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本殿に飾られていた龍の絵。
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境内には仏像の他にも様々なものが置かれていました。こちらは直径1.4m程のお鍋です。

かつて「河内鋳物師(かわちいもじ)」と呼ばれる鉄を鋳造する職人たちが美原区に住んでいました。

彼らが鋳造していたのは梵鐘、鍬、隙、仏像など。これらを日本各地に移出していました。

梵鐘の実物は近隣にある美原区歴史博物館で見ることができます。

彼らの始祖とされる
鍋宮大明神」はかつて美原区の別の場所(広国神社の近く)に祀られていましたが、現在は広国神社に合祀されています。

鍋宮大明神のあった場所には、現在は記念碑が立っています。

次回にでも紹介しようと思っていますが、広国神社付近には「黒姫山古墳」と名付けられた古墳が存在します。
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境内にはこの古墳から出土した石室上部の石が置かれていて、間近で見ることができます。

古墳に興味がある方には是非、広国神社への参拝もおすすめしたいです。
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ここには埴輪と鍋宮大明神の境内にあった石が置かれていました。

三十八社では様々な神様が祀られているようです。
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本殿横の木々が生い茂ったエリアでは、不思議な育ち方をした木をいくつか見かけました。
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森にもいくつかの摂社がありました。

大通り沿いにありますが境内は人気が少なく、とても静かな雰囲気の神社でした。

境内には様々な歴史の遺物が並べられているので、一つ一つじっくり見てみると面白いかもしれません。

広国神社と黒姫山古墳は近くにありますので、あわせて訪れてみることをおすすめします。

黒姫山古墳にも行ってきましたので、次回紹介したいと思います。

お読みいただきありがとうございました!