素戔嗚神社、大和神社を参拝した後15分程歩いて山の辺の道トレイルコースに合流しました。

ここからは何度も訪れたことのある馴染みのルートなので、いくつかおすすめ箇所や史跡などを紹介していけたらと思います。

今回紹介するのはJR長柄駅から徒歩20分程度の萱生町集落西端にある「西山塚古墳」です。

西山塚古墳は古墳時代後期に造営されたと考えられています。この辺りに点在する大和古墳群の中では唯一古墳時代後期の大型前方後円墳です。

全長114m、前方部の高さは8m。
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古墳の周りを囲んでいる幅12~20mの溜池は当時張り巡らされていた濠の名残です。

発掘作業は行われていないので埋葬施設は不明ですが、時期的に6世紀頃存在していた人物・手白香皇女(第26代継体天皇の皇后)のお墓ではないかと推測されます。
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明治2年の墳頂部開墾によって、石棺・勾玉・管玉・鈴・土器・人造石などが発見されました。(「山辺群誌」より)

また、墳丘前方には埴輪が並べられていたようです。
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溜池をのぞき込むと金魚のような魚の群れがいました。養殖されているのでしょうか。
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この辺りは民家の横などに無人販売所が多く、季節柄たくさんの柿が販売されていました。大量購入もできるようです。5~6個入って100円と格安なんですが、まだまだ10㎞近くは歩くのでここで買うのは断念しました。

富有柿や刀根柿など下記にも色々な種類があり柔らかさや甘さが異なるみたいです。

山の辺の道トレイル、まだまだ続きます。