萬福寺の話の続きです。

萬福寺が中国風建築様式を取り入れたお寺だということは前回紹介しましたが、お寺で行われる儀式や作法なども中国・明の時代に制定された仏教儀礼で行われているそうです。

お経は明朝から続く黄檗唐韻の発音で今でも詠まれています。

これまでに4~5回程台湾に行ったことがありますが、台湾のお寺は全体的にカラフルな装飾が施されていたことを思い出しました。

萬福寺にも中国風の仏像や香炉がありました。
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萬福寺では中国風の精進料理を食べることができます。(事前予約制)

日本の精進料理は質素に作られていますが、中国のものはお寺での行事で茶礼という儀式が行われた後に慰労会で出されたもののようです。

山で採れたものをふんだんに使って彩りも鮮やかな中国風精進料理は『普茶』と呼ばれているそうです。

私は食べていないんですが、ホームページに料理の写真と説明が載っていたのでよければ見てみてください。

唐揚げが具のお吸い物や梅干しの揚げ物など、ちょっと変わった料理もあってとても美味しそうでした。デザートもあります。

機会があれば食べてみたいです。

萬福寺の境内を歩いていて面白いなと思ったものを写真でいくつか紹介します。

まずはこの壁。石が埋め込まれていました。
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長い回廊。建物同士が回廊でつながっているので雨の日でも濡れずに移動できます。
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寿塔という小さな塔。

これは何か分かりませんでした。
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庭園にあった井戸。
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緑に囲まれた静かな空間でした。

この日は雨が降り出しそうな曇り空でしたが、晴れた日に訪れるとまた違った雰囲気なのかもしれません。



-黄檗山 萬福寺情報-
所在地:京都府宇治市五ケ庄三番割34
最寄駅:JR/京阪黄檗駅 (JR駅から徒歩5分)
拝観料:大人500円、子供300円
時間:9時~17時(16時半最終受付)
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